「いったい、だれがどうやってのぞき見したかはさておき、これは女子にもいっておくが、男
子が、女子のハダカに関心を持つことは、別に、罪悪ではない!」
(井上明子「おとなになるって」『小学六年生』[昭和46年11月号]より)

約10年後の「いちごのタルトレット」では、教育ママが息子の性的成長や関心をことごとく
毛嫌いしたため、息子がストーカーになっちまう、という話。
 (その正体、原因を描くため推理小説仕立ての1年連載。)

 なんと、男の子の第2次成長の第一歩は、体の変化よりも、性への関心で、周囲は見守って
やらなきゃならないことだったんだ。

 でも、現実は全然違ったが。