続きです
私は母が泣いたこと、死にたいと言った事、こんな酷い発作になるまでほおって置いてしまった事に
愕然としてしまったが、母の呼吸が尋常じゃなかったため、急いで救急車を呼んだ。
結果,大事には至らず入院となったが、医者に「あと15分救急車を呼ぶのがおそかったら危なかった」といわれ、ヒヤリとした。
病室に入ると母は酸素呼吸器と点滴を付けて眠っていた。看護婦さんに「あなた○○さん(母)の娘さん?
お母さん、きっと誰も自分の所に来ないって泣いてたよ。優しくしてあげてね」と言われた

私が病気の時は,眠らないで看病してくれた母だったのに,私は母になんて酷いこと思ってたんだろうと、この日を境に
母を大事にしようと決めた。入院中、動けない母の世話をできる限りした。そうしてる内に、母も以前の様に私と話してくれるようになった。
退院してからも何度も入退院を繰り返したけど、私の誕生日や参観日などには,外出許可をもらって来てくれた。

今私は結婚して親になった。母の優しさ、偉大さを改めて思い知る。
ただあの日母を泣かせてしまった事は一生涯の後悔になりそうだ・・・