俺が小学校に上がりたての頃の話です。

近くの公園で一人で虫取りをしていたら、母が、
「○○(俺の名前)、ちょっと良い?」と、俺の手を引く。
突然の事に、「また怒られるな…」などと考え身構えていると、
「怒られると思う?」と笑いかけてきた。
俺は不思議に思いつつも頷き、母が話すのを待っていると、
家に上がり、子供の部屋の前まで連れて行かれた。
そして、「(戸を)開けてみ?」と促す。
言われた通りに開けると、そこには新品のデスクがあった。
俺は飛び跳ねながら、どうしたのかを尋ねると、笑いながら、
「これからいっぱい勉強しいや。」
と言うだけだった。



そして今日、その机を捨てた。
ホントは捨てたくなかった。
でも、かなり痛んでたし、引っ越し先には持っていけないという事で、諦めた。
もう二十歳になるんだから、この程度で泣いちゃいけないのは解ってる。
でも、なぜか涙が止まらないんだ。
子供の部屋の戸を開けるように促した時の、母さんの笑顔が頭から離れないんだよ。


スレの趣旨からズレてすまん。
そして、机さん。13年間ありがとう。

明日は母さんの肩を揉もうと思う。

スレ汚しすまなかった。
どうしても、どこかに書き込みたかったんだ。