1999年でその状況なら、さらにこれが普及してきたのはもっと後になる。論文は2005年に多い。

2005年「製剤中での安定性を向上させたハイドロキノン含有クリームの美白効果」
https://doi.org/10.11340/skinresearch.8.1_81
ここで美白効果も確認され安全性も確認されたが、まだ紅斑を起こすことも確認されている。

2005年「安定性ハイドロキノン軟膏の皮膚色素沈着に対する有用性の評価」
偽薬と比較して色素沈着を改善しているという臨床試験

2005年「ハイドロキノン含有新規美白剤の開発とその安全性・有効性の検討」
ハイドロキノンと比較して耐光性、耐酸化性、耐熱性に優れメラニン合成抑制能はほぼ同じ
ハイドロキノンにある1次刺激性はなかったことが確認された


つまり、
安定型ハイドロキノンは、ハイドロキノンより皮膚浸透性も高く副作用も少なく有利だということは確認されている。
この2つを直接比較した臨床試験は見つけてないが皮膚浸透性が向上しながら、効果が劣るとは通常考えにくい。

副作用を起こしやすい昭和のハイドロキノンに対し、
安定型ハイドロキノンは21世紀のハイドロキノンと言える。
しかし、オバジ式でさえ、>>17ハイドロキノンフリーの製品を出し始めていることも忘れてはいけない。令和のトレンドはこのハイドロキノンフリーだ。