>>3
現実の導体球は、静電場から受ける力によって運動する。
そこで、導体球を剛体として全外力と同じ大きさの力を逆向きに加えることで、
並進運動を無視して回転のみの運動を考える。
このようにすることで、電荷密度分布をどの時刻でも同じにできる。
なぜなら、ある点電荷と導体球面が等電位(=境界条件)という条件を満たす静電場は唯一であり、
電荷密度分布は瞬間的に変化(電子の速度は光速度に近い)するはずだから、
常に電荷密度分布は同じになると考えられる。
したがって、与えられた境界条件と点電荷から電荷密度分布を求め、
電荷密度分布から点電荷から受ける静電気力を求めて力のモーメントを出すことで、
回転の運動を論じることができるはずだと考えたからです。