当たり前のことだが
図を見てよく考えれば分かることだ。

定性的に言えば、物体の速度は減速していき円にはりつく勢いがなくなって
最後は重力によって引き離される。

「向心力=重力の法線方向成分」になったら
円軌道から離脱して放物線軌道になり、元の円軌道に戻ることはない。

まず、円軌道の最後は「向心力=重力の法線方向成分」だから
mv^2/r=mgsinθ
このときのrは、r=(mv^2)/(mgsinθ)だよな。

ここから円軌道であろうが放物線軌道であろうが
その瞬間での一般的な曲率半径Rは、あえて垂直抗力Nがあるとして上の式から
R=(mv^2)/(mgsinθ+N)だ。

上昇過程では分子は小さくなっていき、
重力の法線方向成分は大きくなっていくから分母は大きくなっていくので
Nに関係なくRは小さくなっていくために元のrの大きさに戻ることはない。

放物線の場合、Rの原点は刻々と変化するが
元のrより小さいということが大事だ。だから元の円軌道に戻ることはないんだな。

くっくっく