一般的に天才というとアインシュタインとかニュートンみたいな天地がひっくり返るような研究成果を出した人間だろうな。
だが一般に思われてる程、モノスゲー天才だったかは疑わしい。奇跡の数年と言われる特定期間以外では
目立った業績がなかったり、学生時代は自分の興味のある勉強以外やらずオチこぼれだったり、
ADHDや精神病気質さえ、疑われたりしている。

一般人と比べれば遥かに頭がよかったのは確かだろうが、同時代の一線級の科学者と比べても
とびぬけて頭がよかったという程ではないだろう。結局のところ、目を付けた研究分野で偶々当たりくじを引いた。
研究に没頭出来る環境を運良く手に入れた。という、運の要素もかなり大きかったと思われる。だから、
後世に残る大研究が特定の時期に集中してる。

これと対極にあるのが、ジョン・フォン・ノイマンだろうな。幼少期から英才教育を受けて
計算能力や頭のキレが異次元レベルだったノイマンは周囲から宇宙人説を疑われるほどだった。
あらゆる分野であらゆる時期にコンスタントに研究成果を出し続けたが、アインシュタインや
ニュートンのような、天地がひっくり返るような研究成果を出す事はなかった。
それより誰かの研究成果を、その天才的頭脳で発展させるという役回りを多く演じた。
だから大ホームランはなかったけど、ソコソコの成果をコンスタントに出し続ける事が出来た。