>>928
かなりひねくれた状況設定ですけどスピン偏極ビームを分波して、片方にのみ
位相シフトをかけた上でスピンに依存しない散乱実験をして散乱後のビームに
もう片方のビームを重ね合わせてスピン解析にかけるという状況を考えます。

この場合、最初に散乱実験部分だけを切り取って計算するとスピンの位相シフトは
変わらないので外にくくり出せるので系の外での位相シフトは規格化の中にしまい込まれると
思いますが、その後に外側の干渉実験まで視点に含めた場合は計算した散乱波にスピンの
位相シフトを付け加えないといけないんで、視点を拡張した際に規格化係数を位相シフトを
担当する部分とその他に分解することになるかと思います。

こんな感じに、ある計算で求めた一般的な波動関数を別の状況に使いまわす場合まで
考えると物理的意味の有無は絶対的な情報の有無よりも注目してる情報の有無(観測)
を意味してるように思うわけです。