「観測」の意味を「見ることだ」と誤解してる人が多いですが、間違いです。
「観測」とは何かをぶつけた跳ね返りの情報を得ることです。
何かがぶつからなければ見ることはできませんし、
何かがぶつかると言うことは量子の状態がそのぶつかった影響を受けてしまうので、同じ状態を保つことができずに変化してしまうと言うことです。
なので「観測」とは対象に変化を与えてしまうという意味になります。

量子とは範囲に広がる波の雲のような状態で存在するもので、
見ると量子に変化を与えてしまい、広い範囲に広がっていた雲が、なぜか小さい範囲に収縮します。
広がっている状態が波。
収縮した状態が粒子に見える。
これをコペンハーゲン解釈と言います。

それに対して、観測しなければ存在しないという考え方は多世界解釈とかエヴァレット解釈と呼ばれるもので、とても古い考え方です。
現在ではまったく使われていない古い考え方です。パラレルワールドは映画やアニメの中では頻繁に登場しますが。物理学的には大昔に死滅した考え方です。