>>60
> ファラデーは物理とみていいだろう。それに化学の古典は物理と関係ある。
> 例えば近代原子論は化学から始まったもの。ブラウン運動なんかもそう。

そんな大昔の話を持ち出してもナンセンス
その手の大昔(物理学と化学とがまだロクに分化していなかった時代)の話だったら物理板でも化学板でも良いから、物理・化学史スレなんてのを立てて話してくれ
ブラウン運動にしてもその理論を確立してノーベル賞(が物理学賞だったというのは措くとしても)を受賞したアインシュタインを化学者と呼ぶ人間はまず存在しない

現代の物理学は化学に道具としての理論(つまり概念の定義やそれに関する様々な法則や定理など)や計算法などを提供することはあっても
逆に物理学が化学からインスパイアされたり影響を受けたりすることはほとんどなくなった

そういう意味では化学屋が物理学の書籍を読む必要が生じるのは分野によっては(例えばすぐ直前にでた量子化学など)さほど珍しくないだろうが
物理屋が化学の書籍を読む必要が生じることはほぼない、化学に最も近い分野である物性物理屋でもね

実験屋の場合で対象を化学的に前処理せねばならないケースでは、そういう時には実験化学の参考書とかを調べることもままあるだろうが

化学的には非常に興味深い特殊なあるいは極限的な原子間結合があったとしても、物理学ではまず興味の対象にならない、「ふーん、量子化学のプログラムで計算すれば近い値が出るんでしょ」で終わる
つまり例えば量子化学や物理化学は現代物理学の立場では既に理論として完結して終わった話だということだ、化学の立場では未だ色々とやるべきことがあるのだろうが