昔あった、あるフリーエネルギーマシンの詐欺事件では、永久に回転するモーターを見せられた
零細企業の社長とかが何人も金を騙し取られた。
そのモーターは実際に何時間も回転し続けていたので、被害者は信じてしまった。
勿論、詐欺師は「企業秘密だから」と言って絶対に中身を見せてくれなかった。
その後、詐欺師が逮捕されて、そのモーターの中身を調べてみたら、
単一乾電池が20個入っていましたとさ。

このように、フリーエネルギーマシンを作ったと称する詐欺師どもは、
最初から他人を騙すことが目的なので、肝心の部分を隠蔽したり偽装したりする。
物理学に限らず科学全般に言えることだが、基本的に性善説に依って立っているので、
悪意を持った捏造や改竄に対してはほぼ無力だ。故に再現性が求められるのだが、
詐欺師は頑なに再現を拒む。だが、逆に言えば、そのことを使えば判別できることになる。
例えば、フリーエネルギーマシンを作ったと称する人には、特許の出願を薦めればよい。
本当の発明者なら、特許の取得は良いことづくめなので、喜んで出願する。
だが、もし出願を拒んだとしたら、そいつは100%詐欺師だ。