簡単なモデルで考える。

質量m、速度vで水平に流れている空気を、Δtの時間で角度θだけ流れる向きを曲げたとする
垂直方向の運動量変化はmvsinθ
水平方向の運動量変化はmv-mvcosθ
ニュートン力学を信じるなら単位時間当たりの運動量変化が力だから、
この物体に及ぼされる力は
垂直方向はmvsin/Δt
水平方向は(mv-mvcosθ)/Δt

ニュートン力学を信じるなら、この反作用が翼に及ぼされる力になる。
垂直方向が揚力Lでその大きさはL=mvsinθ/Δt
水平方向が抗力Dでその大きさはD=(mv-mvcosθ)/Δt
揚抗比L/D=sinθ/(1-cosθ)
これが1を下回るには何とθが90°を超えなければならない
風洞実験の写真を見ても、そんな大角度で気流の向きを変えてなどいない。
つまり、こんな単純なモデル化でも揚抗比L/Dが1を超えるのは容易に示せることである。
否定するならニュートン力学を否定するのと同義である