人を2人で持ち上げる場合、重心周りのモーメント(つまり重心が原点)を考えれば
重心自体に働くモーメント(人体の各部に働く重力によるモーメントの総和)はゼロとなるので、
残るは2人の力のモーメントのつり合いと
2人の力と重力のつり合いは

F1・L1=F2・L2
F1+F2=Mg

重心は頭側に寄っているので
最初の式だけで頭側に大きい力が必要なのはすぐ分かること。

重心を原点に取る場合がよくあるのは
重力によるモーメントを考えなくても済むからだよ。

重力によるモーメントの総和 = 重心一点に働くと仮想したモーメント
Σ(r×mg)=Σ(mr×g)=Σ(mr)×g=MR×g=R×Mg
となる。r、R、gはベクトルである。
重心を原点にとればR=0であり、重力によるモーメントの総和はゼロとなる。
外力(の合力)の場合も同じような関係になるから、重心には意味があるんだよ。

で、>>292
モーメントも重心もまるで分かっていないから
まずは>>320をよく考えてみろってこった。

くっくっく