GPS衛星からの信号には、衛星に搭載された原子時計からの時刻のデータ、衛星の軌道などが含まれている。
GPS受信機にも正確な時刻を知ることができる時計が搭載されているならば、GPS衛星からの電波を受信し、
発信-受信の時刻差に電波の伝播速度(光の速度と同じ30万km/秒)を掛けることによって、その衛星からの距離がわかる。
3個のGPS衛星からの距離がわかれば、空間上の一点は決定できる。
実際のGPS受信機に搭載されている時計は、クオーツなどを利用しているため、あまり正確な時計ではない。
時刻の誤差がたとえ100万分の1秒であったとしても(この精度に時計を維持することは非常に難しい)、距離の誤差は300mにも及んでしまう。
そこで、4つのGPS衛星からの電波を受信し、GPS受信機内部の時計の校正を行ないつつ測位を行なう。
↑↑↑↑
GPSシステムの測位補正や時間補正に何処にも相対性理論なんて出てこない