別に気づかれても不都合はないだろう。
そもそも日常生活レベルでは全く違和感を感じる事もないレベルだし、
目に見えない量子レベルで専門家が高価な分析機器を使えばやっと
違和感を観測出来るレベル。それですら状況証拠にすぎず、
この世界がバーチャルリアリティである事を証明する術は現状では存在しない。
ただの疑惑の段階では、人類がそのせいで何か行動を変化させる、
って事もほとんどないだろう。

証明可能になる頃にはおそらく人類はもう滅んでこの世に存在しない。
むしろ疑惑の今の段階で、人類が少子化で数万年後には絶滅しそうな
状況になってきている。このことがシミュレーション仮説の正当性の
証明にすら見える。なんてったって、これだけ繫栄して激増傾向だった人類が、
バーチャルリアリティの痕跡らしき物を見つけた途端に、少子化が始まり滅びの未来が
見え始めたんだからな。ご都合主義の展開も、真実を解明される前に運営者が
人類を滅ぼそうとしていると解釈すればすべて合理的に説明がついてしまう。