>>66
哲学・物理両面からの深みの在るご指摘ありがとうございます。水に
関することのコメントから、色々学ぶ事ができましたし、このような場が
なければ水について、ここまで考察を深めることができなかったと思い
感謝してます。これからも色々教えて頂けた幸いです。

以前のコメにも書きましたが、水の浮力に関して、物理量が連続変化
すると前提した上で考察しています。ですから物理量の変化が連続的
か離散的かの問題とは、無関係であるということです。

>何が納得いかないでしょうか?
そうですね。水の浮力が分子運動で全て説明できるのであれば、水の
クラスタ構造を持ち出すまでもなく、それで全く問題無いと思います。

ただ、次の2点においてはどうしても分子運動で説明できないと考えて
クラスター構造を持ち出すことによって、解決しようと考えたわけです。

一つが、どの水深でも水温が一定(平均の分子運動量が一定)である
のに、水深に比例して水圧が増えるという事実です。このことを水分子
の衝突スピードが一定であっても、衝突頻度が増すことで水圧が増し
ていると説明されていましたが、この部分が理解できませんでした。

もう一つは圧力の伝播スピードです。室温での水中に於ける水分子の
平均運動速度はおよそ500m/sと計算されています。その状態での
水中の音速はおよそ1480m/sと計算されます。水中の音は水圧の
変化によって伝播すると考えれます。もし水圧の伝播を水分子の運動
が担っているとすれば、水中の音速は最大でも500m/sを超えること
はできないと思われます。

水圧の伝播を水分子のクラスター構造が担っているとすれば、水分子
同士は水素結合でつながれた一定の体積弾性率をもつ弾性体と考え
ることができますので、そこから水中の音速を1480m/sと計算でき
るということです。