実際のところ「現在」が「存在」するというならば
相対論的に言って「現在」と適当な座標系で同時になる
すべての世界点が「存在」するべきではないか。
つまり、ある座標における過去であれ未来であれ、
それは必ず「現在」と同時と見なせる座標系は存在するのだから
すべての世界点が「存在」することになる。

相対論を認めるならば「現在」という、
時間的にのみ特定された時空領域を特別視するのは不自然だ。
「現在、ここ」の一点のみを特別視するのなら別だが
さすがにそこだけを「存在」するとみなすのは荒唐無稽だろうし、
四次元時空全体が一緒くたに「存在」すると見なす他
物理的にもっともらしい「存在」の定義はないと思うけどな。