ガリレイの相対性原理とは、あらゆる慣性系において物理の法則は同じであると
主張する原理です。慣性系と言っても、静止系と等速直線運動系しかありませんので、
静止と等速運動は同じであるということになります。
ガリレイの相対性原理を具体的に説明するとこうなります。
駅から見れば、等速運動で走る新幹線は相対的であります。新幹線は静止しており、
駅が走っていると考えてもいいということになります。何故なら、静止している
はずの駅も地球の上に乗って走っているからです。これがガリレイの言い訳です。
しかし、ここに矛盾が存在します。近似的には等速直線運動をしている地球は実は静止して
いると言っているのは他ならぬ、ガリレイの相対性原理自身ではありませんか。 
これは完全な矛盾であり、ガリレイの相対性原理は内部矛盾を抱えた、とんでもない
原理であるということです。

ガリレイの相対性原理自身がガリレイの相対性原理を否定していることになります。