>>277(続き)「具体例で示そう。」「…100℃のお湯1リットルに100℃のお湯1リットルを加えても、
温度は100℃のままである。ところが、熱量は2倍になる。この量的な違いは100℃のお湯2リットル
では、1リットルに比べて、より多くの野菜や魚肉を調理することができるという事実で説明できる。
ちなみに、お湯の容量も示量変数である。
 あるいは、…60℃のお湯に60℃のお湯を注ぎ足しても温度はそのままであるが、
熱はどんどん増えていく。」          「なるほど熱力学」p.14-16