我々に繋がる最初の生命、即ち遺伝子(DNA)が、誕生したときを考える。
といっても、その姿(配列)がどんなものか、知る由もないだろう。
しかし、どんなものだった「はず」か、せめて推定できないのだろうか。

その配列は《少くとも》、地球の生命史と、人類の歴史と、我々の人生の端緒になった。

今これを読んで、「それは私の人生とは無縁だ」と思う、何某かの知性がいるかもしれないが。