この状況を打破する唯一の手立てが機械生命体の創造である。
人類を遥かに上回る知性を持つ機械生命体が生み出す、想像を絶する超文明によって
生産性を飛躍的に伸ばすしか人類が更なる発展を継続する道はないのである。

機械生命体は冷徹非道なモンスターのようになるのではないか。恐ろしい。遺伝子操作による
新人類の創造という手立ての方が妥当である。と思われるかもしれない。否。機械生命体は
有機生命体とは必須生存環境が違うため宇宙空間でも容易に生存可能である。
進化速度も人類とは比較にならない為、人類との競合や軋轢と言った事態がそもそも起こらない。

人類を超える新人類は、新しい進化した種族と言えど、人類の延長線上でしかない。
食性や必要な住環境も人類とほぼ同様である。つまり新人類にとっては我々人類は生存競争の
競合相手であって邪魔な存在になるのである。