昨年１２月３１日に東京地裁から会社更生手続き開始決定を受け、経営再建中のマイカルは、
９日から全国の直営店舗１０４店で、衣料品、日用雑貨を通常価格の８割引き、家電製品を５割引きで販売する
「１００億円在庫大処分」セールを行う。セールは１４日までの６日間を予定しているが、店の在庫がなくなり次第終了する。
対象店舗は直営１４３店のうち、規模が大きく一定以上の在庫を持つ総合スーパー「サティ」８５店、
ファッション特化型百貨店「ビブレ」１９店に絞った。一部商品以外は特設会場で販売し、支払いは現金のみ。
２０億円の売り上げを見込んでいる。
マイカルは大手スーパー、イオンの支援が決まり、「新生マイカル」をアピールするため売り場、
商品構成を見直すことになり、店頭表示価格で合計１００億円分の在庫品を損失覚悟で一掃する。
大手スーパーでは、ダイエーが昨年２月、衣料品在庫を９割引きで販売する値引きセールを実施し、
１日で５億円を売り上げた。 【小林理】（毎日新聞）
[1月7日18時31分更新]
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