ガス人間第一号 Part2
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1960年12月11日に公開された、東宝製作の特撮映画
VIPQ2_EXTDAT: checked:vvvvv:1000:512:: EXT was configured ひとことで言えば「人間らしい愛や感情を持っていない」ということだね
まあそういう雰囲気はある そういう意味では、ガス人間よりも人間の情念の方が怖い 人間らしい感情を持っていないんじゃなくて、藤千代の感情と云うものが、水野も含めた常人とはコードの異なるものだってことね
ハインラインの異星の客みたいな感じ
あと、藤千代にとっての「愛」は人類学的に云えば「ケガレ」みたいなもので、芸との境界でそれを落とす行為になるのは必然てことになるのかも ラストは明らかに好意のハグじゃないしね
ライターを水野に見せないで着火するには
背中でやるしかない
心中みたいに見えるけど藤千代なりに責任を取って
水野の殺害と自死を同時にやっただけだよね >>154
春日家は「没落した日本舞踊の名門」ではなかったっけ?
花輪は、全部水野が贈った?
ここまでの皆さんのご意見、勉強になります
60年語れる作品てすごいね 藤千代って実際の年齢は幾つなんだろ
俺は爆然と四十代後半から五十代だと思っている
水野が三十代前半で、そのぐらいの年齢差があった方が物語の悲劇性も強く感じられる
佐田契子はキャラクターをもうちょっと強く出せていたら藤千代との対比でいい感じが出せたかもしれないけど、惜しかったな
冷静に見たらすごく可愛らしいキャラなのにね
余談になるが、水木しげるの貸本漫画「サイボーグ」って絶対ガス人間からインスピレーションもらってるだろw 不死身の怪人となった男を葬れるのは、彼が愛した女性だけだった 特殊能力で不死身となっても、もはや人間として認められず怪物である
そんな悲哀があふれている作品 コロナ不況で仕事を首になってガス代未払いでガスを止められたガス人間はどうすれば良いのか >>160
どーにもならないんでつ
っていってたもんね 水野もろとも藤千代と老人を抹殺しようとする鬼のような警察。
「責任は私がとります」ってどうとるつもりだ? 今後出る被害者に較べればたった二人の犠牲で済めば大手柄だろ
どうせ隠蔽するだろうし まだ「一人の生命は地球より重い」時代ではなかったんだな >>183
実際に一人の命と地球全体を天秤にかける莫迦は居ない
ジャリ番内だけの話 そもそもそんな重大な決断をバカにあおぐ状況なんて滅多に無い
まあ皆無ではなくかつてテロ組織に誘拐された日本人を救出するかどうかの、人命理念どちらを選ぶかって事態はあったな
日本政府は理念を選んだわけだがw なあ、これって日本映画の一つの金字塔と言ってもいいんじゃないか?
特撮もの怪奇ものはどうしてもホンペンとして格下だったんだろうけど
今となってはそういう時代じゃないし
本当の評価がようやく定まる たとえリメイクしても八千草さんを超える女優はおるまい。 >>181
元々のシナリオだと、田島義文演じる田端警部は、藤千代の保護拘禁の報復といして、水野に妻子を殺されていた。
だから、田端警部の動機は、実は私的な復讐心だったんだが、本多監督がその部分を脚本からカットした。
ああいう狂気じみた行動の動機が、実は私的復讐心の発露でしたじゃ、人間心理として分かりやすすぎて、ドラマとしての奥行きがない。
どうもそういう意図らしい。
だから、本多監督としては、後々の世でこうして田端警部の行動が、その意図や是非をめぐって議論されること自体、「得たりや」という心境だろうと思う。 >>192
なるほど、確かにその方が話として大きくなり重くなるな
911のハイジャック機を撃墜するかどうかという話と同じか 現実では、警察官が身内をやられたら
復讐心で行動しないように担当から外されるらしいな もう十何年も前にリメイクしていたなら
藤千代役……黒木瞳でもよかった リメイクしてもなにを主題にすればいいのか
ガス人間の「ガス」って単語も当時はハイカラな
響があったんだと思う 今ならエコ人間第一号か
いま八千草薫みたいな壮絶な美貌と見事な演技力を兼ね備えてる女優って
日本にいるのか??
アメリカやフランスから借りてくるしかないのでは 八千草さんもこの当時はダイコン扱いされていたぐらいだから、ようは役にハマるかどうかがでしょうな
それよりも現代はインテリ役が出来る俳優が圧倒的に少ない
何故若手俳優はどいつもこいつも横浜訛りの松田優作風演技になってしまうのだろうか >>196
土屋さんはガス=オナラのイメージがあったみたい
英語タイトルのThe Human Vaporはカッコいいと思ったようだ >>199
この当時演技派扱いされてたのは
杉村春子、京マチ子、高峰秀子あたりだと思うけど
当時はシリアス作品が圧倒的に偏重されてたからなー
今になって公平な目で見ると八千草薫の演技力は勝るとも劣らない素晴らしさよね
どの女優もそれぞれの持ちキャラに基づいて役柄をちゃんと遂行できるのはすごい
団令子みたいなコミックリリーフ女優だってもっと評価されるべきだし >>199
男優について言うと
なんで昔は東大卒の俳優が多いのかw 八千草薫は宝塚出身で、ちょっと出のアイドル女優とはわけが違うんで
ダイコン扱いはなかっただろう? 八千草薫がダイコンだと云われていたのは事実だよ
古い映画雑誌や新聞記事ではけっこう名指しされている
宝塚時代から比較的映画部(その意味では生粋の東宝女優かw)への出向が多かっただけに、提灯記事ではない批評にさらされたと云うこともあるけど、東映の女優さんみたいな役ばかりついたこともあるんじゃないかな
八千草薫の演技が凄いって印象が出来たのは、岸辺のアルバムで底知れない多重感のあるハードボイルドな芝居を見せた以降じゃないか? >>204
いろいろバイアスかかってたと思うよ
全盛期に谷口千吉との略奪結婚があったから >>205
普通に就職したのにスカウトされたり夢を捨てられず役者の道へ、というパターンが多いみたい >>206
あと、当世風とは方法論が異なる演技ってのも、保守派層がダイコン扱いする要素だしな
アクターズ・スクール以前でもマリリン・モンローは充分演技派だったが、歴史的な整合性のために七年目の浮気とバス停の間で演技力が桁違いに向上したことになっている(実際は七年目〜の方が高度な芝居をしている)ようなもの
いまだに藤千代の内面をめぐっていろいろな考察が出来るってことは、実はシネフィルやポストモダン以降の世代にとっては標準的な語り口の芝居を、当時からしていたってことだしな ついでに云うと、俺の現在の嗜好は保守派寄りなんだが、やはり若手の俳優による演技がアニメ演出メソッドのダイコン芝居に見えているw 大河ドラマ見ても知ってる俳優がほとんどいないのが悲しい。 八千草薫は基本的にお姫様役の女優だから
どんなに名演技してもちゃんと評価されなかっただろうね
原節子もダイコンとか悪し様に言われて悔しかったみたいだし
当時の批評家も結構な食わせもんだよね クライマックス前、藤千代が訪ねてきた佐多契子(すまん役名忘れた)に云う科白
「あなた本当に男のひとから愛されていると思ったことあります?」
こからのやりとりが藤千代と水野の関係を集約させたものであり、ある意味藤千代が心中を語る唯一の場面だよな
愛こそ全て、愛こそ尊い的なことを説く雑な脚本だと「あなた本当に男のひとを愛したことがあります?」なんて科白になりがちだけに、これが結末の伏線であり、結末の解釈を導くものなのは明らか
それだけに八千草さんの演技も一段と凄みがある あと、外野は何故爆発が起きたのかわからないってところも切ないな あの爺やについては、当たり前のように巻き添えにするのが人情なんだろうな。
身内なんだから、一人置き去りにするなんて可哀想で出来ないという・・・・・・・まあ心中の真理かな てか、それが藤千代と云う人間の常人には理解できない部分なんだろうな
人間の命よりも大切なものを持っている人間て意味で おそらく藤千代は爺やに逃げるようには諭したのだろう
あそこにいたのは爺や自身の意志だと思う じいやの場合は心中というか殉死だな
おみごとでございました これってどう考えても八千草薫映画の最高峰じゃないか
他には何があるんだ
宮本武蔵も蝶々夫人もこれには及ばないだろう 藤千代の最終的なキャラクター造詣を八千草さんの演技に完全に託したようなもんだからな
しかもそれによって生まれたキャラクターは、どんなに裏返して見ても真意をうかがえないにも関わらず、そこに凄まじい感情の奔流が存在していることも見てとれると云う複雑で深みのあるものだし 八千草薫は、「ぜんざい奢るわ〜♪」のせっちゃんを、後々不幸な死に追いやった片割れのような印象が強くて、
結局藤千代とか岸辺のアルバムの則子とか、ああいう見てくれが可愛くても訳ありな女という役どころが却って合うんだろうと思う。 ガス人間のオーコメは、映画の内容については「憶えていない」ばかりで何も語っていないとか批判されるけど、撮影所の雰囲気やスタッフ共演者の話など、女優さんならではの話が聞けて俺は楽しいわ 『ウルトラマン』第37話「小さな英雄」
ハヤタ「イデ!! ピグモンでさえ我々人類の平和の為に、命を投げ出して戦ってくれたんだぞ!! 科特隊の一員としてお前は恥ずかしいと思わんのか!!」
『ガス人間第一号』のBGMが流れる 『ガス人間第一号』のBGMなら、やぱっしウルトラマンよりもウルトラQの方が
印象深いな
「1/8計画」のもの悲しげな曲、ペギラ出現の時の曲など忘れられない
当時、これらの曲がウルトラQのCDに入ってないのが不思議だった ウルトラマンのジラースの回にもガス人間の曲使われてたね。 土屋さんはウルトラマンには出てないがウルトラセブンには出てる
名前も水野博士なので正体はガス人間であらう 土屋さんが博士の役だと「どうせいつか裏切るのだろう」と考えてしまうな。 ガス人間第一号って誰が命名したんだろう
電送人間、液体人間、ガス人間
ガスよりも蒸気人間の方がオナラっぽくなくていいのに
「情鬼」の語呂合わせを思いついちゃったから
ガス人間にしたのかな 「蒸気人間」っていう言葉は映画「海底軍艦」の中で出てくるね
ぱっと見て「蒸気人間」というのは漢字ばっかりで読みにくいし、気体のイメージが
今ひとつピンと来ないから「ガス人間」にしたのらろう
実際のガスは無味無臭のものが多いらしいし、ラストで大爆発するのも一種のガス爆発
だしね なるほど
英語版の題名は「The Human Vapor」なんだよね
東京ガス人間じゃなくてよかったというべきか
怪奇映画扱いされるのは仕方ないかもしれないけど
みんなに見てもらえて正当に評価してもらえるような題名だといいのになとも思う
ギレルモデルトロがアカデミー作品賞取る時代だから
あれも題名が「恐怖!美女と半魚人伝説」だったら
オスカーノミネートは無理だったかも >>229
「ウルトラマン」にも出てる ザラブ星人の回 子供の頃は三橋達也と三船敏郎と丹波哲郎の区別がつかんかった この頃の土屋嘉男の顔は竹中直人に似ていると感じる。
ただ土屋嘉男はちゃんと共演者と関わる演技している(そんなの俳優として当り前だけど)が、
竹中直人は自分が特異な人物を演じるのが凄いが独り善がりで共演の誰とも関わっていないんだよあ。 共演者どころか出てる映画の内容にもぜんぜん関心なさそう
いつも竹中直人がひとりで竹中直人っぽいことしてるだけだし
Sセガールでさえもっと内容に沿った演技してる 土屋嘉男はさすが撮影時からこの映画の真価を見抜いていたんだな
八千草薫のオーディオコメンタリーで分かった ラストのあの状態になっても死ぬことが出来ずに、今でも「社会対俺」の感覚を引き摺りながら何処かで生きている水野
なんて云う妄想って、この映画を消化しきれない年齢で観た奴なら解ってもらえそうな気がするんだが、でもこんなふうに考えること自体、あの結末をいまだに消化出来ていないことの証明なのかw
ディズニープラスのボバフェットを観たらガス人間第一号でも、社会性の組み替えによって続編の価値を新たに創造する手法が有効なんじゃないのかとトチ狂ってかつての厨二妄想を思い出してしまった そこは見どころじゃないんだよな
特撮映画に興味を持った同級生に昔の映画を貸した→「拳銃の音がチャチ」と3分で切られてショックを受けた「でもちょっと分かる」 https://togetter.com/li/1897398 僕にとっては邦画各社の音響効果も見どころ、いや聴きどころだなぁ。
昭和30年代半ばから使われだした東宝のこの拳銃発砲音。乾いた感じで好きだ。 ラストで水野は死んでいないという解釈も
それはそれでありだろう
映像ではガス状になって燃えながら倒れて
うごめいている様子が示されたのみ
生死については触れられなかった 第一号がいるなら、当然のように第二号も
いるだらう。
そろそろ続編「ガス人間第二号」を作ってほしい。
主演は堤真一か出川哲朗あたりで。 1960年12月11日に公開された、東宝製作の特撮映画