もし…あの円谷特撮が大ヒットしていなかったら…

・帰ってきたウルトラマン

『A』以降の続編は作られなかったため、第2次ウルトラシリーズは作られなかった可能性が高い。
第2次特撮ブームは『仮面ライダー』の流れに沿った等身大ヒーロー物に絞られていた。
団次郎(現・団時郎)といえば資生堂『MG5』のCMのイメージのままだった。
主題歌のNGバージョンが採用されていたらそうなっていた可能性が高い。
裏番組『金メダルへのターン!』がさらにヒットしていた?
ダイコン・フィルムの名作が1つ減っていたため、それの代わりに予定通り『共産戦隊ダイロシアン』が製作されていた?

・ウルトラマンA
※ここでは、史実以上にコケていたらと仮定します。

切断技が多すぎてあまりにも残酷でグロテスクだと史実以上に酷評された。
ウルトラマンメビウス&ウルトラ兄弟にはヤプールが出なかったかもしれない。
南夕子は最終回やウルトラマンタロウで復活することはなかったため、星光子も引退後は芸能界復帰しなかったかもしれない。その場合、ウルトラマンメビウスでの南夕子は代役声優による声のみの登場になってたかもしれない。
ウルトラマンZの名付け親だったという設定もおそらくなかった。
裏番組『コートにかける青春』『アイちゃんが行く!』『変身忍者 嵐』は大ヒットしていた。

・ウルトラマンタロウ

第2次ウルトラシリーズは史実より早く終了していた。
ウルトラシリーズにおいての客演路線はライバル作品の『仮面ライダーシリーズ』とは正反対に鬼門とみなされ本作以降行われなかった。
朝日奈隊長は10話が最後の登場だった。
裏番組『ジャングル黒べえ』『GO!GOスカイヤー』は大ヒットしていた。

・ウルトラマンレオ
※ここでは、史実以上にコケていたらと仮定します。

ウルトラシリーズは本作をもって完全終了していた。
円谷プロは史実のピー・プロや国際放映、宣弘社のような扱いになっていた。
本作終了の4年後の1979年に『ザ☆ウルトラマン』が史実通りに制作され、大ヒットしていた場合、以降のウルトラシリーズはアニメ主体になっていた。
当然、アストラやキングの出番もなかった。
余りにも過激な時代錯誤なスポ根路線でコケていたと判断されていた。その場合、地獄の特訓は史実よりも早く消えていた。
杉田かおるはブレイクしなかったかもしれない。
裏番組『電人ザボーガー』『昆虫物語 新みなしごハッチ』は大ヒットしていた。