>>86
自分は近所の友達の家で一週間遅れのレオの再放送を昼にやっていたのだがセブンがやられレオがさっそうと登場するまでは良かったのだがギラス兄弟&マグマ星人との再戦でレオが負けそうになりレオは弱いという印象を持ってしまって見るのを辞めてしまった。
初戦の相手が最強の敵であるとの認識が持てずしかもレオの活動時間が2分40秒と今までのウルトラマンの3分間よりも短かったのでレオは弱いという印象を持ってしまった。
まだ小学校に上がる前だったのでレオの深いテーマが読み取れなかった。
いきなり苦戦で嵐の中での戦いで暗い印象を持ってしまった。
当時としては明るい子供向けのタロウの方が面白く見れた。
でも今大人になってレオをあらためて見ると強敵難敵相手に師匠のセブンの指導の下に特訓を積んで再戦で勝つパターンに円谷プロの深いメッセージを感じる。
戦いとは厳しい物であるというメッセージを子供に伝えようとする姿勢がひしひしと伝わってくる。
今までウルトラマンを含めるヒーロー物で最強の敵を初戦でぶつけるパターンは無かった。
最強の敵は最終回と決まっていた。
レオはタロウとは真逆の方向への路線変更であり冒険だったと思う。
あえて通常のパターンを壊していきなり強敵をぶつける新たなパターンは新日本プロレスの路線と被る。
谷津義昭選手はデビュー戦でブッチャーら一流どころとぶつけられ流血戦を強いられ血だるまになったと聞く。
それから海外武者修行へ出かけた。
新日本の方針はあえて華々しいデビューを避け厳しい船出から始めることで有望選手が成長する物語を作ろうとしたのだろう。
レオもそれとおなじ路線であろう。
スポ根物は当時はややブームから遅れていた感があり子供の頃はたまに見るたびにちょっと辟易した。だ
ダンのしごきも厳しすぎの印象があった。
でも今見ると凄く面白い。
ダンの鬼のしごき振りはやや行き過ぎの感があるがその過剰な演技がまた面白く感じる。
最後は特訓の成果が出てちゃんと勝つのだから良い。
これで死ぬほどの特訓をやって無残に殺されたら誰も見ない。
勝つことになっているのだから良い。
でも実際現実の社会は努力したからと言って勝てるものではない。
無残に負けることの方が多い。
現実の方がやはりずっと厳しい。
レオは最後は勝つパターンだから救われる。
せめて物語くらいは後味よく勝つ方が良い。