【京都】嵐山の竹林100本に中国語や“ハングル”の落書き 刃物で彫られる
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◆京都・嵯峨嵐山の竹林で落書き100本刃物で中国語やハングル

京都の代表的な観光地・嵯峨嵐山地域の竹林で、約100本の竹が刃物のようなもので彫られ、アルファベットやハングルなどの落書きが残されていることが17日、分かった。
竹林を所有する京都市は注意を促す貼り紙を掲示しており、京都府警に被害届を出すことも検討している。

竹林は、同市右京区の天龍寺の北側にある市所有の約3800平方メートル。
この中の「竹林の散策路」と呼ばれる一帯が被害に遭った。

市は平成27年、嵐山などで観光人力車を運営する法人に管理を委託。
竹林に散策路を整備するなどして日中の一般開放を始めた。

市によると、開放当初から落書きは散見されてはいたが、今年2月ごろから徐々に増え、4月に急増。
中国語で「ここに来たよ」などの内容もあるという。

運営法人の担当者は「人力車の引き手が落書きの現場を見たこともある。竹が傷つけられるのは非常に悲しい」と語った。
イタリアから訪れたフランセスカ・サイさん(29)は「美しい風景が、このような落書きで台無しになるのは残念」と憤った。