預言書絡みの出版物で最大のヒットを繰り出したのは「1999年7の月」「恐怖の大王」と言う
当時にしてみれば斬新かつとんでもない大胆な解釈をしてしまった五島勉だろう。
この五島の解釈を基に、主にヨーロッパ、アメリカ、アジア圏で様々な解釈本の出版が成されてきたが
1999年で地球が終わると結論付けるのは4割程度だった。
残りのうちの3割は余波を考慮し1999年から数年〜10年程度はかかるもの、後の2割はざっと
10〜100年程度は大丈夫、最期の1割は100年以上まで計算で出したと豪語する特殊なケースだ。

中でも、カーク・ネルソンの『遺言書』によるものは占星医学や当時のミッシェルの生前の記録を
的確に用いられており、ノストラダムスはミシェルが身に置いていた団体名だと言う記述もあり
当時にしては信憑性がかなり高かった。

1990年代になると、2016年頃に例年にはない強力な寒波が襲い掛かったり長期的な雨が降り注ぐことを
指摘する学者が何人か現れ始めた。
またMMRを始めとするトンデモ系まで出版されTVでは預言肯定派vs否定派なんてものも放映され
金稼ぎ同然の騒ぎと化した。
何事もなく2000年になり、五島の謝罪などでデマと片付けられたが、預言肯定派はまだ息を残し続ける。

2016年に向かう途中、マヤの予言などで2012年で終わるなんて話もあったが、2011年になり『遺言書』に記載された
地のテーマ(大地の揺れ)によるものが実際に日本に発動してしまっている。
また風のテーマ(台風、強風)、水のテーマ(雨、洪水)によるものも2016年前後に集中している。
MXにはマニアックなスタッフがいるとは聞くが、おそらくMX側にも、この『遺言書』を読んでいた人が
いて自粛していたのかも知れない。