「インカ族の来襲 第六回 危うしナショナルキッド」 脚本:谷井敬 監督:赤坂長義
旗竜作は小畑幸男が夜行石灰の袋を持ち出して、自分達の歩いた道に撒いたと推理する。夜行石灰は暗闇の中でも光って見える。旗竜作、チャコ、大谷悟郎は追跡を始める
大谷悟郎は花壇に、インカ金星人のプレートを見つける

「親愛なる旗さん。我々インカ金星人は、あなたから少年探偵グループの諸君をお借りしました。9時になったら、ほかの少年達と一緒に、金星へ連れ去ることをお知らせします。
あなたが我々の味方になれば良し、あなたの出方次第では、少年達の命を絶つことになるでしょう。我々はあなたのお返事を待っています。
もし我々の要求に応ずるならば、9時をあなたの時計が告げる時、あなたは夜空に向かって『アヴィカ』と叫びなさい。我々はすぐさま少年達をお返しします。約束は9時です。アヴィカ」

今は8:10。旗竜作は、インカ金星人の仲間になるつもりはなかった。旗竜作は大谷悟郎に、必ず9時前に小畑幸男達を助けること約束する
旗竜作はチャコと大谷悟郎に、高倉警部に知らせに行かせる

円盤の中に、小畑幸男、武部友宏、大谷蔵三、山口京子、インカ金星人1人がいた。別のインカ金星人4人が、少年3人、少女2人を連れて来る
人間の姿のアウラ、ヴィマナ、カビアもやってくる。子供達が騒ぐので、インカ金星人1人が大人しくしていないと酷い目に遭わすと脅す
人間の姿のアウラ、ヴィマナ、カビア、部下のインカ金星人5人は、部屋を出て行く。部屋はインカ金星人Z6号に見張られている
小畑幸男はみんなに、ポケットの中に隠してあるマジックラジオをいつ使うか考えていたと伝える。子供達は、ナショナルキッドを早く呼んでくれるように頼む
もし見つかったら、それで終わり。Z6号が部屋を覗き込んでいたので、小畑幸男はみんなに何気ないふりをするよう指示する

旗竜作は、地面に落ちている夜行石灰を辿る。その時8:25
Z6号が部屋を覗き込んでいた。Z6号が部屋に入ってきて、子供達に座るよう命令する。子供達はZ6号に向き合って座る
小畑幸男はポケットからマジックラジオを取り出して、隣の大谷蔵三に渡す。Z6号は小畑幸男の身体検査をする。大谷蔵三は、マジックラジオを隣の山口京子に渡す
Z6号は大谷蔵三の身体検査をする。山口京子は、マジックラジオを隣の武部友宏に渡す。Z6号は山口京子の身体検査をする

旗竜作は、地面に落ちている夜行石灰を辿って、林の中を進む。小畑幸男がマジックラジオの電源を入れて、周波数を合わせようとする
マジックラジオのノイズに気づかれないように、子供達は「ナショナルキッドの歌」を歌う。Z6号は歌を止めさせようとするが、子供達は歌い続ける
別のインカ金星人5人がやってくる。Z6号は事情を話す。インカ金星人の隊長が、子供達に何をしようとしているか聞くが、誰も言わない
隊長が、Z6号に誰か連れてくるように命令する。小畑幸男は大谷蔵三にマジックラジオを渡し、自分は少年探偵グループの団長だから、やるなら僕をやれと名乗りでる
別のインカ金星人1人が殺人光線銃を持ってくる。隊長は殺人光線銃の恐ろしさを見せるため、的を撃って粉々にする