「赤影参上」も坂口祐三郎ナレーションのメモリアルも良かった。
まさに赤影のメイキングの話で、「ああ、そうだったのか」と思い
坂口さんにも平山さんや倉田さんにも親近感を抱いた。
しかしあの暴露本はいけない。だから2001年の赤影のリメイクも
坂口祐三郎なしの企画となり、何の魅力もない作品になった。

坂口祐三郎亡き今、赤影リメイクの話も現実味を帯びなくなった。

リメイクと言っても何も彼が再度活劇するのではなく、年老いた
赤影が過去を振り返りながら、子供たちの活躍を見守るような形で、
当時60歳くらいの坂口さんが年相応の貫禄で出演されたら、
赤影ファンも坂口さんファンも大喜びだっただろう。