思えば、他の特撮怪獣映画物を含め、外敵との真正面からの大攻防戦を描く映画というのは、
日本(東宝)が初めてではなかっただろうか。

土地と、地球人との自由結婚を目的に侵略してきた宇宙人という設定自体もそこはかとなく趣を感じさせるが、
やはりこの映画の醍醐味は、ミステリアンドームと地球側とのがっぷり四つの戦闘シーン。

その後の東宝特撮映画に多大な影響を与える事になったパラボラアンテナ型兵器「マーカライト・ファープ」と
ドームとの光線打ちまくりシーン!昭和32年当時にこの映像を見せられた子供達は、
「スターウォーズ」以上に熱狂しただろうと容易に想像出来る。

センス・オブ・ワンダーとはこういう物という良い見本の映画。