成田デザインがすばらしいのは当然として、デザイン画をそのまま立体化してたら
たぶん今ほどの人気は出なかったろう。高山良策、佐々木明たちが良い意味で
やわらかく、かわいく造形したのが良かったのだと思う。
ウサギやフェレットはあの大きさだからかわいいのであって、3〜40mあったら
恐怖の対象である。それと同じで初代マンの怪獣は劇中でデカいから怖いのであって、
ソフビの大きさになるとかわいくて集めたくなる。成田デザインの抽象的・無機質的
なだけでは成しえなかったマーチャンダイズだったと思っている。
初代マン以降もカッコイイだけでなく、かわいい怪獣に人気があるように思う。