仮面ライダーはもちろん、ジャンルとしても特撮を愛している一人として書かせてもらう。
特撮だってつまらない作品はたくさんあるし、つまらない時はつまらないと言っていい。大事なのは主観だから。
でも、つまらないか面白いかは、やっぱり美点と欠点を両方見つけなければ始まらないんじゃないか。

俺は特撮を愛しているが、それは美点ばかりだからってわけじゃない。
俺は特撮の欠点も大好きだ。
大事な所でチャチだったり、矛盾してたり、陳腐だったり、子供騙しの時もある。
それでも、そんなこと問題にならないほど良い部分を見てきたから、欠点も愛嬌になる。
もし欠点しか知らなければ、仮面ライダーを好きにはなれなかっただろう。

仮面ライダーを見ていると、俺はやっぱりドキドキしてしまうんだ。
ここで出てくるんだろうな。ここで変身するんだろうな。ライダーキックするんだろうな。
全部知ってる。パターンはわかってる。でも、やっぱりドキドキさせてくれる。
不思議なんだけど、これは特撮作品全てに言えることではない。
やっぱり一部の気に入った作品にしか、ドキドキというほどの感情は覚えない。
俺にとって仮面ライダーは、そんなドキドキを未だにくれる特撮ヒーローの一つなんです。

どう思うかは、一度偏見を払拭して美点を感じて、その上で決めたっていいと思う。