【特撮の華】〜すばらしきミニチュアワークの世界〜
技術的な視点も交えつつ、特撮美術の結晶ミニチュアワークの魅力を語ろう 故 景山民夫の「遠い海から来たCoo」の映画化に際して、
岡本監督はどうしても特撮を使いたくなかった挙げ句、
結局アニメにしてしまった。
企画当初は「ラストの海戦シーンはチリ海軍と話を付けて、
でも絶対死者がでるだろうなあ…」なんて真剣に討議
されてたと言うが、結局はああなった。 もしブルークリスマスの監督が岡本先生じゃなかったら、
戦闘機がUFOと遭遇するシーンなんかはピアノ線で・・・ 沖縄決戦の大和特攻とか「海が三分、船が七分〜」を
記録フィルムであっさりと処理しちゃう人だからなあ〜
でも独立愚連隊のどれかで
ミニチュア戦車の特撮を使ったことなかった? >>235
一応沖縄島超ロング俯瞰で、寒天の海にたくさん艦は浮いてたけどね。
でも記録映像の流用も、モノクロスタンダートの映像をスクイーズしてシネスコサイズに
してるから、横にデブになるわ、カラーの中で急に白黒になるわ、粒子も粗いわで、
これはこれで違和感が。
>>232
>ラストの海戦シーンはチリ海軍と話を付けて
ちょ、それは聞き捨てならんなw
ミニチュアスレでこんな事言うのもあれだが、それは惜しい、実に惜しい!
岡本喜八演出による、本物動員の大海戦、観たかった…。 >>233
> 戦闘機がUFOと遭遇するシーンなんかはピアノ線で・・・
いや、アレに関しちゃシンプルながら、
最もベストなやり方だったと思うけどな・・・。
後半のF-104のコクピットのショットなんて、
実機だからこその迫力があったからな(撮影は木村大作さん)。 >>237
いや、俺233だけど批判してる訳じゃないのよ。
あのシーンはミニチュアとは違った妙なリアルな迫力があって好き。 >>231
>喜八ちゃんは、特撮シーン使うのが、嫌で仕方なく自殺も
>考えたそうだからね
「暗黒街の顔役」とか「大学の山賊たち」とか、
東宝時代はやむを得ず特撮使った作品が何本かあるな。 >>239
嫌で嫌で堪らなくて自殺まで考えたなんて、
映画監督界のオダギリジョーですね。 はっちゃんはウソっぽい映像がイヤなだけで、SFとかにはちゃんと理解があったんだお。
そこがオダジョとは違うところ。
そう言えば岡本喜八は、小松左京の「日本アパッチ族」をやりたかったらしいね。 cooの場合、cooとその仲間をリアルに表現することが出来ないから
没ったつてきいたけど、当事、CGがあれば実写化できたんじゃないかと
妄想して悔しがったりしてみる 日本製のCGじゃぁ未だに香川照之」の「鉄人」レベルかもよ。
「三丁目の夕日」みたいな実景の再現はともかく、和製のCGIって
プラモデル質感とグロお人形しか作れないって感じ。 CGIは現実と妄想の境目がなくなるからな
洋画の低迷はCGの進歩とかかわってるね 結局、リアルどうかのガイドラインの違いが大きいね。
今の若者からみれば、モノクロ映画ってだけで(現実は色がある)毛嫌いするヤツもいるし。 色はリアリズムとは無関係だと思うぞ。
ただ、白黒映像はダメって傾向は確かにあるらしいね。
俺は理解しかねるが。 >239
「大学の山賊たち」の特撮は、当時助監督の山本迪夫が円谷英二からボツフィルムを分けてもらったそうだよ。 デジタル風の映像は目でみている映像と一致しないだろ
視界では中心部しか焦点があっていないし
それが自然 「目でみている映像と一致してるかどうか」より「見慣れているかどうか」
が重要なんだと思うが。 「見慣れているかどうか」より「インプリンティング」
なんじゃないかと思うが。 >>249
なにゆうてんねん
目で見た風景を映像にしてもリアルになるわけないやろ
本物の風景の映像と同じ映像をとらんとあかんやんか
そら、日本のミニチュア特撮も没落するわ
っていうか没落しっぱなしだが 目で見た風景を映像にしてもリアルにならんちゅうんやったら、そら演出のせいでっしゃろ >>253
ちがうね
君はフォトリアリティーを理解していない。 視界に入る光景って、フィルムの質感に近いような気がする。
VTRじゃない。
そう思うのは俺だけかな? 質感がフィルムかどうか知らないが(フィルムにしてもVTRにしても千差万別だろう)
人間の視界ってのはスタンダートサイズらしいね。 フォトリアリティってどういうことなんだろ
リアルからくるリアルさなのか、デフォルメから感じられるそれっぽさなのか >>258
簡単に説明しよう。マニエリスモの絵画を近寄ってみると
レースのひと結びまでも精緻に書き込まれているが、
どこから見ても絵である。
よく出来た印象派の絵画は近寄ってみると絵の具がのたくっているようにしか見えないが、
少し離れてみると、まるで写真のように見える。
直接的なたとえではないが、そう言う事だ。 ここは「すばらしきミニチュアワークの世界」スレと違うんか >>259
欧米の大作戦記映画で見られるミニチュアワークなんかまさにそれですね。
とにかくミニチュアモデルの精度より照明、撮影、オプチカル処理に気合いを入れると・・・
イギリスと日本はミニチュアモデルの質なら世界一と思いますが、いかんせん撮影に
時間がかけられません・・・。ただし、一般作品の情景特撮では欧米超大作に比肩しうる
ミニチュア特撮が見られますね。 つまり「映像になった時に本物っぽくリアルに見えるように作る」ということか
時には現実ではありえない作りにするときもあると(本来無いはずの照明で照らす、またはその逆 「ウルトラマンA」や「タロウ」を見ていると
つくりの甘いミニチュアをスタジオ撮影したものなのに
しばしばすごくリアルに見える特撮カットがあるな。
>>261
スターウォーズep4のスターデストロイヤーのミニチュアのショボさに驚いた記憶があるな。 >>263
タロウといえば「東京ニュータウン沈没」の地盤沈下の特撮など凄いよね。
鈴木清が撮った「アイアンキング」4話や映画「華麗なる一族」の
コンビナート火災も、セットの作り込みは甘いのにえらく臨場感があった。 最近はプールを使った撮影がすっかり無くなってしまい悲しい。 本物の海や水しぶきを合成で作れるようになったからね この前のボウケンジャーで巨大戦艦が出現するシーン
あれをマイティジャックばりに、水しぶきをあげて
プールの海からドドドドと出てくる雰囲気に
脳内変換してしまいました(^^) そう言えば、初期戦隊の母艦はほぼMJだったな
敵母艦や戦闘機との戦いも、ほとんどまんまだ。
BFのエンディングなんて佐川が撮ってたし、
当たり前と言えば当たり前なんだが。
何だか得した気分と共に
「(ロボじゃなくて)こう言うのメインでやってくれないかなあ」
と思ってしまう、無理なのは分かってるけどね。 バトルシャークのころはまだ汚しが入ってたようで(入れすぎでスポンサーから文句言われたという噂も
主観ですが戦隊やウルトラのようなメカには現実的な汚しは似合わなそうな気も
ある程度綺麗な方が近未来スーパーメカっぽい? まあ、バトルシャークの場合完成した直後でアレだからなw
幾らなんでもありゃねえだろって位汚れてる。 >>272
生活感のあるミニチュア市街地に
ピカピカのスーパーメカが現れると
そのギャップが存在感を醸し出すような気がする。 「存在感」とは一歩間違えれば「違和感」になってしまう諸刃の剣。 「ガメラ 大怪獣空中決戦」では、DAICON特撮ばりの市街地屋外セットで、
見せ場の舞台である東京タワーだけ汚しを抑え、原色の真ッ赤なまま
敢えて建てて、印象を強めると言う手を使ってたな。
あれを下手にやったらそれこそオモチャ丸出しになったろうが、周りの
リアルな建物のミニチュアと一緒くたにして自然光をぶち当てて撮ってたから、
光線と空気とでなんとか馴染んでいたとは思う。
スターウォーズの汚しには意味があるんだっけ
反乱軍側は物資に乏しいからボロボロ
帝国側は豊富だから綺麗 >>223
ヒッチコックは映画全体を箱庭的に捉えていたからか、特撮シーンに対する抵抗はなかったんだろう。
ミニチュアワークだけ挙げていっても『北北西に進路を取れ」の複葉機がタンクローリーに激突
する瞬間とか 『第十七番』の貨物列車とバスの追いかけっことか、
『レベッカ』『バルカン超特急』の情景特撮とか、きりがない。 エバンゲリオンのビル街のセットは本物にしかみえない
すごい >>272
あれはヒルマ独特の汚しでしょ。
デレク・メディングスがウェザリング魔だからか、TB直後の
実在兵器のミニチュアって汚しにやけに気合が入ってる。 >>282
模型工房からあがってきたミニチュアに驚嘆しているデレク・メディングスに
「このままではだめなんだ。これにウェザリングというものを施さねば」と
教えたのはレス・ボウイだそうですね。 >>273
戦闘機なんか部分的にはきれいだが、総体として見ると汚れてみえる。 「ジョー90」のミグ242はスチールを見ると思いっきり汚れてますが
あれって“ソ連機”という設定だからなんですかね?
「ファイヤーフォックス」のミグ31はテカテカでしたが…。
アンダーソンメカの航空機は汚しよりもパネルラインを描きこんでリアルさを出してますね。
実際あんなにはパネルラインは歴々と見えるものではないみたいですが、
ことミニチュアワークとなれば、その方がリアルに見えるみたいですね。
まああんまりパネルラインを強調している所為かアンダーソンメカって
プラモデルっぽく見えて今ひとつ金属感を感じないところがあるですぅ。
「マイティジャック」の『戦慄のオーロラ』に出てくるQの潜水艦や
「惑星大戦争」の轟天のミニチュアなんかはパネルラインを引くのではなく
外板を微妙な塗り分けで表現していて金属感が結構あったですね。
まあ素材からして金属だったんでしょうけど…。 兵器も出来立てならピカピカでしょう。
おもちゃにみえるのはまた違う要素でしょう >>285
Qの潜水艦はバルサ原型→FRPでコーティング。
郡司のは大体そういう作り。 「現実には」「本当ならば」ってな次元とは違う、
「観客に"ああホンモノっぽいな"と勘違いさせる記号」、
としての汚し塗装なんでは。
歌舞伎の女形が「女性らしさ」を演じる姿に向かって
「本物の女性だったらこうはならん」なんて突っ込んでも
仕方ない。
いかにも汚しを描きましたってのもあるね。これはいやだ。
逆に現物でも写し方によって潜水艦やジェット機もツルツルピカピカ
だし。
おもちゃにみえるのって全体が同一物質でできている感じです。 建物やメカキャラクターの「現実感」「存在感」を出す際に、
「日々使われてる」という言わばミスリードとしてのイメージ操作
を行う、その為に「使われてる痕跡」として大げさに汚す…
こういう事だと思ってるけど。
盛り込んだ「使われてるという記号」が、「自然なウソ」「許せるウソ」か、
「いかにも」ってなウソ臭いウソになってるか、によって
受け止められ方も違ってくる。
じゃぁ具体的にどうすりゃ「ウソ臭く無いウソ」になるかと
言われても難しいけど、ジェリー・アンダーソン物なんかに親しんだ
オレらみたいな者には、「現実」はともかくああいった汚しは
「親しみやすい」「心地よい」ディティールとして感じ取れるように
刷り込まれてる。
ある世代のスケベオッサンが抱く「金髪」志向wみたいなもんかも。 不謹慎ながら、今回の竜巻事故は特撮者注目の災害ですな。
建築物破壊のプロセスとか。 潜水艦のさ、尾翼に海水が絡みつく様子
実物でも模型でもこういうのがいとおもしろいのであって
CGで再現してもつまらないでしょ 本物に見えりゃ、どっちでも良い。
まぁ模型じゃ本物には見えないが…。 「世界大戦争」とか「Uボート」とか、本物にしか見えんが 「レッドオクトーバーを追え」のクライマックスだと、海中の原潜のスクリューを
真後ろから見たCGショットに、マンガチックなアワ(キャビテーション?w)がデジタルで
描いてあって、少々萎えた。
映画自体は実物大潜水艦セットとかが使ってあって、凝ってたのになぁ。 泡といえばゴジラVSキングギドラの最後、起き上がったゴジラの口から熱線と一緒に出る泡はリアルだった
あれ合成だと思うんだけどどんな合成なんだろう? さっきNHKでやってた「その時歴史が動いた」の土方歳三の回の再放送を見てたんだが、あれで使われてる流用映像って「五稜郭」のやつ?
なかなか良い仕事をしてるね、「五稜郭」未見だけど観てみたくなったよ、DVD買うかなあ。 「その時歴史が動いた」は「ミッドウェイ」からも「東京上空三十秒」
「太平洋の嵐」の流用パートを使ってた。(流用の流用) 「ミッドウェイ」って凄い映画だよな。
本編のファーストカットが流用だもんな。
あ、「ボギー 俺も男だ!」もそうだったか。 ところでこいつを見てくれ、ミニチュアだと思うが、なかなか出来が良い。
http://www.youtube.com/watch?v=alHIXgVmx-4
最初の雷雨の飛行場と、ラストの凄いバンク角の旋回は、映画でもあまり見られない高等テクだな。
川北あたりの仕事だろうか。 深夜に「2001年…」の吹替版を2時間半枠で放映してくれたので、保存用録画した。
当然トリミング版なので、フルフレーム(まだワイドテレビじゃないのよ。あと5年のうちには何とかするけどさ)。
ワイド字幕版ばかり見て来たので、吹替トリミング版は大体18年ぶりくらいだ。
自然光かどうか、スタジオ撮影なのに自然光に見える条件とは何か、ということをこのスレではよく考えさせられるが、
本作の特撮は今更ながら驚異的だ。
撮影技法は知っていても、「人類の夜明け」が、猿が骨で骨を叩き割るショット以外はスタジオ撮影なのだとは
とても見えない。
豹の眼が光ったところで、だからどうしたという感じ。
特殊メイクした役者と動物をアフリカ辺りに持ち込んでロケをしたようにしか思えない
(ロケ嫌いのキューちゃんがそんなことする訳ないが)。
中盤〜後半の宇宙描写も、正に漆黒の闇で、合成後バレバレ、青い闇の「2010年」よりも
描写としては優れていると思う。
「2010年」のR・エドランドが、「2001年…」よりも難易度の高いSFXを当時最新の技術で手がけたことは
判っているが、それはそれ、シンプルイズベストということか(あ、私はハイアムズの「2010年」も偏愛しておりますよ、念の為。ハイアムズもロイ・シャイダーも大好きなので)。
吹替で観る「2001年…」も、なかなか楽しいですぞ。 スレタイとはずれた話になるが、ゴッドファーザーの冒頭の結婚式のシーンも、
実は夜間の撮影だ。 鬼のように照明を焚いたそうだ。 本当にそうなら影がいっぱい出来てしまうし
サングラスや車や銀食器などに写り込む空が無いわけだから
実際に昼間に撮った絵とは雰囲気が大きく変わってしまう。
だけど、そういう印象を持ったことは無いんだけどなぁ。
曇りのシーンなら大きな白布を現場上に張って再現は出来るけど。
それにわざわざ夜に撮影するメリットが無いような。
『ディック・トレイシー』全編を昼間に撮らせたウォーレン・ビーティーのように
「絶対に夜じゃないと働きたくない」と言い張った大物がいりゃ別だけど。
あったとしても寄りの数カットだったか、他のシーンの話と混ざってるんでは? だってDVDのコメンタリーで、コッポラ自身が言ってるんだもの 黒澤明は「本当の冬を撮りたければ夏に撮影しろ」と言っていたね。 『SOSタイタニック』(56)特撮:BILL WARRINGTON
波しぶきと泡の表現に注目 >>308
あの猿人のシーンは少数のカット以外はロケだとなんとなく思ってましたが、
ほとんどすべてスタジオ撮影だったとは驚きです。
そういわれて見ると猿人たちの落とす影に自然光らしいくっきりした力強さがないですね。
水溜りを挟んで二つの猿人グループが対峙しているところでは
岩に落ちた影が二重になってたりもしましたぁ。
よく見ると空はピーカンなのに前景のセットの照明は若干暗めですね。
少し日が傾いたときなど完全なピーカンじゃないときの光線の方が
リアルに見せやすいんですかね?
「ウルトラマンタロウ」のキングトータスの巻のオロン島の
海岸の夕景のミニチュアショットはスカイホエールさえいなければ
本物と見紛うほどリアルでしたぁ。
思うにスタジオ撮りの白昼のシーンがうそっぽくみえるのは
照明それ自体の問題よりもホリゾントの所為じゃないでしょうかねぇ。
その点「2001…」の猿人のシーンはフロントプロジェクションで
本物の空を投影しているのだからロケと見紛わしめるものがあるですよ。
あの空はフロントプロジェクションとはいえ、東宝や007シリーズのそれより
すごくクリヤーで感心しましたが、あれって雲が全然動いてないところを見ると
ムービーではなくスライドを投影したスチールなんでしょうね。 大木淳が「狙われた街」の特撮セットを照明で夕焼け色に染め上げたのは
そもそもミニチュアの粗をごまかすためだったと聞く。 >>312
それで「天国と地獄」は真冬に撮ってるんだね。 あえて冬に撮ったのかな。
スケジュール上やむなく冬撮影したら、思いの外創意工夫が
発揚されたから、逆説的なノウハウとして残ったんじゃないかと
思ってるんだが
伊丹十三「マルサの女」の冒頭で大雪のシーンが出てくるけど
あれは夏撮影したらしいね。息が白くない。
続いての夏のシーンもスケジュールがあわずに冬に撮影
したんだとか。温風当てまくったけど白い息が映ってる。 >>314
眼は適度に遠景がボケる方が、奥行きを感じるそうです。
ヒトの感覚って面白いですね。 >大木淳が「狙われた街」の特撮セットを照明で夕焼け色に染め上げたのは
>そもそもミニチュアの粗をごまかすためだったと聞く。
因みに、シマウマやトラのストライプは、単純に目立たないことを
目的としているのではなく、輪郭情報を欺瞞する事で
4つ足の動物だという事をわかりにくくしている。 >315
本編からのつながりで、夕方だったから。
むしろ、照明の人は苦労しただろう。 ホリゾントを赤く照らせば夕焼けにみえるからな。
むしろ本物の夕焼けがつくりものっぽいというか… ガス人間ラストの会館爆破は、ミニチュアに見えないな 「バルジ大作戦」でロバート・ショーの乗る戦車が爆発するシーンはミニチュア?実物大のハリボテ?見分けがつかん。 >>319
だとしたらリアプロジェクションの方がベターってこともあるですね。
33年版「キングコング」のステゴザウルスのシーンとかは
リアプロ独特のボケた画面が、昼なお暗いジャングルの凄みを出していたですぅ。
スクリーンプロセスは、俳優とミニチュアシーンとが
直接やりとりできるから、画面のクオリティは下がりますが、
逆に臨場感を覚えますね。 ところでスレ違いっぽいですが、
「2001年宇宙の旅」の猿人が水場を争うシーンで
若干ですがカメラのフレームが移動していましたね。
フロントプロジェクションではカメラワークは禁物だと思ったのですが、
なんかやりようがあるんですかね。
それとも単にそのショットだけは、
リアプロかホリゾントか写真を引き伸ばしたものを
使っただけなのかも知れませんが…。
「戦え!マイティジャック」の『ハプニング島に進路を取れ』で
コンクルーダーに船員の男が近づいていく合成ショット大変クリアで
フロントプロジェクションなんじゃないかと思っているのですが、
地震というシチュエーションなので、画面全体が小刻みに振動していました。
これはどーやったんですかねぇ?
>>324
>ガス人間ラストの会館爆破は、ミニチュアに見えないな
あの消火の烹炊の水が、水滴など細かくリアルに見えましたが、どーやったんですかね?
「ゴーストバスターズ」の消火栓の水の噴出の効果みたいに
白い砂とかを使ったんでしょうか?
それとも単にミニチュアの縮尺が大きいので、ノープロブレムダッタとか?
>>325
炎の大きさなどからなんとなくミニチュアとばかり思っていましたが、
そーいわれてみれば、壊れ方がちょっとチャチ臭いから
ハリボテの様にも思えてきたですぅ。 バルジ大作戦に出てきたM24チャーフィーのミニチュア、
ミニチュア車両独特のチャカチャカ感が無くてよかった >>327
「フロントプロジェクションはカメラを動かすことが禁物」ではなく正確に言うと
「投影画像の光軸とレンズの光軸を同一線上からズラすのが禁物」なのです。
なので望遠レンズを使い、レンズの先玉(要するに被写体に一番近いレンズ)
を軸にしてパンを行えば、そんなに深刻なエラーは起こらないのです。
望遠レンズを使うという事は被写体との距離を置けるということ。
被写体との距離が長ければレンズ自体が少々動いたって
「プロジェクター&被写体&カメラ」の位置関係はそんなに変わらんのですよ。
そして先玉を軸にパン(普通のカメラは先玉どころか像を結ぶフィルムより後ろにパン軸が来る)
すればフレームは変わる一方、光軸と先玉の関連性は変わらないので
これも「プロジェクター&被写体&カメラ」の位置関係が変わらない事になる。
>>328
単純なWらし合成ですね。ミニチュアを撮影した下絵に
黒バックで撮った放水の水飛沫を合成しただけのもの。
巻き戻し機構があれば8mmカメラでも出来る初歩的な合成です。
以前に「地球防衛軍」で同じ手法が披露されていましたね。
あれも消防隊の放水の合成でした。 >>329
あれは相当大きなミニチュアを使ったのではないかと思いますぅ。
動きもゆっくりで軽さがバレなかったのも幸いしたんでしょうね。
「謎の円盤UFO」のシャドーモービルはスピーディに動いている上、
チャカチャカ感がもなく、素晴らしかったですぅ。
同じアンダーソンのこの手のメカもそれ以前はチャカチャカしてましたが、
シャドーモービルはピカイチですね。
怪獣映画の戦車もこれぐらいのクオリティが欲しかったですぅ。