【特撮の華】〜すばらしきミニチュアワークの世界〜
技術的な視点も交えつつ、特撮美術の結晶ミニチュアワークの魅力を語ろう そういやまだ零戦燃ゆ見てねえなあ
ミニチュアを縦に吊るして広大な空間を演出したというB29迎撃シーンとやらを見てみたいが >>199
>総てがミニチュア撮影だとは流石に思っていないが、書き方が悪かったね。
いえいえ四葉の方こそ痛いカキコしてごめんなさいですぅ。
あのシーンが素晴らしいのは、
ミニチュアシーンと実写の違和感がほとんどないことですね。
やはり本物とミニチュアを両方使えるのはうらやましいですぅ。
本物と交互に使って特撮ショットをリアルに見せられれば、
本物しか使っていないように観客は思い込んでくれるですぅ。
今だに「バルジ大作戦」や「トラトラトラ!」をすべて本物だと思ってる人がいるですね。
「バルジ…」なんかヘスラー大佐の載ってるパットン…じゃなくてキングタイガーが
はじけとぶミニチュアショットは、ちょっとあちゃ〜なんですがね。
逆に以前、ある映画解説者が「リビングデイライツ」のクライマックスの
橋の崩落シーンを説明して「素晴らしい特撮です」と言ったのはいいですけど
明らかに実写のショットを指して「本物にしか見えません。
それに引き換え日本のは云々」と云ってて、なんだかなあと思ったですよ。
こういう人がハリウッドコンプレックスのふしあなさんなんですね。
って、007はハリウッドじゃないですぅ。 >>199
>一月遅れで公開されたのが川北の「零戦燃ゆ」で、なんとも哀しかったのよ。
「零戦燃ゆ」は今ひとつでしたが、「大空のサムライ」は良くできてたと思いますぅ。
藤岡弘チャマの髪型が萎えますが、戦争映画としても良作でしたぁ。
>この頃の川北はILMというかSWを目の仇にしていて、仕掛けはすべて判っている
>と大言壮言していたが、判ってたって実演できなきゃ仕様がねぇだろう、と…
大東亜戦争中、我が軍は米国の新兵器について仕掛けはすべて判っていたそうですし
中には真似てつくることができるものもあったとのことですが、
彼我の国力の懸隔は覆うべくもなかったですぅ。
ハリウッドの特撮に比べたら、なんといっても我が国の特撮は後発で
どうしてもハリウッドは一日の長というか、我国は後追いみたいなところがあるですね。
「ハワイ・マレー沖海戦」と、「潜航決戦隊」や「北大西洋」を比べると
やはり力量の差を感じますし、
「ゴジラ」にしても同年の「海底二万哩」や「地獄と高潮」、
前年の「宇宙戦争」とかとも比べると、さすがはハリウッドってとこがあるですぅ。
映画としての出来は負けてませんが。
なんか円谷特撮はその長所と短所の頃合い加減が零戦を髣髴させるですね。
空の覇者であったけど、その後旧式となり、
それでもいまだに愛されているところなんかがそうですね。 >>199
>ILMやらILM出身者の爆炎合成は当時のお約束だから
デススターの爆発シーンなんかはちょっと・・・ってとこあるですが、
あれはああするよりほかないですよね。
宇宙空間の爆発ってやっぱ難しいんでしょうね。
「謎の円盤UFO」の第一話のインターセプターでの攻撃シーンでの爆発ショットが
閃光だけで表現されているですが、ああいうのがいちばんリアルなのかもしれないですね。
しかも爆発音ではなく楽器で音を付けていたのも、
音のしないはずの宇宙空間の描写としてはなかなかの演出でしたぁ。
OVA「AIKa」で宇宙戦艦が砲撃するシーンで、
信管を抜いた弾をぶち当てるだけということをしていましたけど
宇宙では爆発は敵味方双方に危険ですから
実際に宇宙で戦闘をするとしたらこのようにするんでしょうね。
>>201
>円谷出身者のピアノ線バレは当時のお約束だから、あんなもんかと思っていた。
>今見ると却って懐かしい。
ウ〜ン、「宇宙戦争」でも「トコリの橋」でも「633爆撃隊」でも
「ファイヤーフォックス」でも、ジェリー・アンダーソン物でもワイヤー見えてたのに、
ピアノ線バレというと円谷特撮って言われちゃいますね。
四葉は円谷特撮最大の癌は、ピアノ線バレよりも曳光弾パチパチにあると思うですが…。
まあ特撮の粗なんてものは、パンチラと同じようなもので
見なかったふりをしてひとりほくそえんでいればいいんですよ。
って四葉にそっちの方の趣味はないですぅ。 >>195
>特撮ファン以外の人は、どんなに良くできた特撮シーンでも
>それとわかった時点でチャチと決め付けるですぅ。
特撮を見抜いて悦に入っちゃう人は、その倍見抜けてない特撮が
あることに気付いてないんじゃないですか。特にいわゆる特撮映画以外で。
特撮オタクという人種は別に画面を注視しなくても
どこからどこまでがトリックかなど容易に判断がつきますし、
むしろそのトリック部分がどのようにして撮影されたかに興味が行く。
このように特撮に対して醍醐味を見出すポイントが
一般人と少々ズレているがため、映画板などで特撮論議を続けても
たいていは平行線で終わるのですね。特撮オタクの感覚が理解できる人は
どちらかといえば映画ファンよりも模型マニアに多いでしょう。
堀川弘通も「(実写の代替に過ぎない)特撮を楽しめる感覚が分からない」
と何かの雑誌でぼやいていました。 >>125-131
成田亨「特撮美術」より、瓦のミニチュア制作法。
ttp://pc.gban.jp/?p=6617.jpg
スレの流れとは関係ありませんが、
先日清水宏の「金色夜叉」(1937)を観ていましたら
作品冒頭、雪降る町並みがミニチュア特撮で処理されていました。 「宇宙刑事シャイダー」のスカイシャイアンの発進シーンについて質問。
シャイアンのキャタピラ部から分離したスカイシャイアンがきりもみしながら飛び立っていきますが、このミニチュア操演はどうやっているのでしょうか?
「光戦隊マスクマン」のマスキーファイターもきりもみしながら地面スレスレに飛ぶシーンがあり、操演の仕組みを知りたいです。 >>204
覇者ですらないだろ。演出力ならともかく単なる技術くらべなら大映京都が上。 >208
分離するシーンは別に撮る。 で、飛ぶ時なんだが。
ミニチュアを輪っか中に固定して、その輪をガイドレール状にした物に掛ける。
そのガイドレールがすなわち、ミニチュアの飛ぶ軌道であって。
透明のビニールチューブの中に物を転がして見るのと似ているか?
図にすると簡単なんだが…ゴメン!
きりもみで飛ぶのは、ウルトラマンAでもやってた。 >>195
特撮を笑ったのではなく、ゴムボートで無事脱出できたという脚本を笑っていたのです。 >212
ようつべで見たけどわっかなんか全然見えませんね
普通透明素材でもテカリや反射が出そうなものなんだけどすごいな >>215
何をゆうとるんだ君は
そうだな。普通の航空機が上昇しながら左右に旋回するのを釣りで行えるのは判るね。
機体が90度変われば同じだ。
(実際は格納庫に一本入っているが) >>194
>とはいえ万里の長城?(上海から重慶に向かったのなら通過するはずないんですが…)
>の上空を飛行するショットはどうやったんですかね。
あのショットはILMではなくドリーム・クエスト社の仕事でございます。
二間×二間くらいのサイズの万里の長城を含む大地のミニチュアを作成。
このミニチュアは強制遠近法で作られています。近景は大きく、遠景は小さくっていうアレですな。
これをスモークを炊き込んだステージに入れてモーション・コントロールで撮影。これが合成の下絵となります。
次にプロペラを外した飛行機のミニチュアをモーション・コントロールで撮影。
ブルースクリーン前で撮ったのか、黒バックで撮った後にマスク用の露光を行ったか
ウルトラ・バイオレット・プロセスで撮ったのかはちと憶えていないですが。
これの後に黒バックでプロペラのみを撮影。
プロペラに当たる照明を点滅させてプロペラの回転を演出しています。
これらの素材を合成した後に地図を合成。で、完成。
吊りではなく、ロットで固定する方式なので雪山を掠めるショットのミニチュアとは別物かも知れない。
ILMがてんてこ舞いだったのに対してドリーム・クエスト社にはスケジュール的に余裕があり
比較的に丁寧な仕事が出来たそうで。 >216
何言ってるって212の説明どおりですがな
わっかの中にミニチュアを固定するってことはそういうことになるとおもうのですが
あのてのシーンは機体の先端後端にワイヤーつけて、そこを軸にして回してるのかと思ってましたが >>218
なにゆうとるんだきみは
こいつは透明素材のワッカが見えないといっとるんだぞ
根本的に判ってないのがわからんのか?同類か? >>206
●「架空の映画への試み―第三次世界大戦演出記―」堀川弘通※
(藝術新潮 昭和35年9月号)より
特殊技術はあくまで特殊技術で、それには明らかに限界がある。それらしく
見せるというのが精一杯で、特殊技術を過信すると『宇宙大戦争』というような、
お子様向き冒険漫画映画が出来上がる。
特殊技術の宿命的欠点は、いかに本物らしいものを作っても、それがミニチュ
アである限り本モノには見えないという点である。結局は質感の問題だ。
20分の1の軍艦はどんなに精巧なものでも模型であり、どんなに精巧な波起
こし機を作っても実際の波を作ることは難しい。要は特撮を出来るだけ量少なく、
効果的に、ロケ、或いはセット撮影の中に挿入するかという問題が、我々の架
空映画の場合、最も深刻で現実的な課題となってくるのである。(以下略)
※堀川は当初「第三次世界大戦」(後の『世界大戦争』松林宗恵監督)の予定
監督だった。 >>221
ヒッチコックはトリュフォーとの対談で
堀川氏と正反対の意見を述べているね。 >>202
B29を執拗に狙って撃墜するシーンは空中戦特撮の屈指の名シーンだと思うですぅ。
「零戦燃ゆ」について>>204で今ひとつとカキコしたですが、
そのあとDVDを見返したら結構頑張っていて認識を改めたですぅ。
空中戦の醍醐味は四葉的には「空軍大戦略」より上ですね。
ラジコン機を使ったショットも実景の中で飛ばしてるところは
>>147の方が仰るようにちょっと・・・ってところがあるですが
早見優たちの前でデモンストレーション飛行するシーンの冒頭で
駐機している零戦の向こう側で離陸するショットなどは
実際に飛べる零戦が一機残っていて、それを使ったんじゃないかってくらい
リアルで自然でしたぁ。
またルンガ沖海戦のシーンで、空中で炸裂する対空砲火の爆煙の中
零戦が撃墜されるショットはラジコン機を使っていたですが、
タイミングとか難しそうな離れ業のようなことをやっていて見事でしたぁ。
ただこの映画、特撮部分も本編もフィルムの色調と言うか画質というか、
テレビの二時間ドラマみたいに安っぽい感じで
七〇年代の低予算映画よりも薄っぺらな感じがするのはどーしたわけですかね?
それとリベットやパネルラインが歴々としたミニチュアって
却ってミニチュア臭く見えるですね。 >>206
>特撮を見抜いて悦に入っちゃう人は、その倍見抜けてない特撮が
>あることに気付いてないんじゃないですか。特にいわゆる特撮映画以外で。
「エスピオナージ」のラングレーにあるCIA本部とか
「自由学校」(松竹版)の清水将夫と高峰三枝子の乗った車が、
十朱久雄、高橋とよ夫妻の山上の館に到着するところとか
「絵島生島」で遠望される小田原の市街とか
「異人たちの夏」のタイトルバックのマンションとかのミニチュアワークは
一瞬本物かと思ったですぅ。
>特撮オタクという人種は別に画面を注視しなくても
>どこからどこまでがトリックかなど容易に判断がつきますし、
それにしても何でわかっちゃうんですかね?
「バルジ大作戦」でヘスラー大佐が廃墟の町の中にある司令部に
車で乗りつけるシーンで、スーパーリアルなミニチュアワークが見られるですが、
作りこんだミニチュアを自然光で撮影していて動いているのは遠景のトラックのみで
粗が出にくいほとんど実写にみえるショットにもかかわらず
なんかこれから人形劇が始まるって言う気持ちになるんですよね。
確かにあんな廃墟は東独にでも行かなきゃミニチュアワークで見せるしかないって
いうふうに頭が働くわけですが…。
ミニチュアワークでは火と水は縮小できないからリアルに見せるのは難しいとは
よく言われることですが、
カメラと撮影者も縮小できないことがミニチュアワークを難しくしてますね。
件のシーンはカメラがパンするからミニチュア臭さが出ちゃったんですね。
「海底二万哩」でエイブラハム号と海の怪物(ノーチラス号)との海戦シーンの
ミニチュアシーンのカメラワークはほとんどフィックスでリアルに見えましたが
激突シーンはズームアップを使ったためか思いっきりミニチュア臭さが出てましたぁ。
>堀川弘通も「(実写の代替に過ぎない)特撮を楽しめる感覚が分からない」
>と何かの雑誌でぼやいていました。
これと同じことを恩地日出男監督も言ってましたね。そりゃまあ正論なんですが…。 >>213
>資料で、計算してるメモをみた。
一体なにをどんなふうに計算してたんでしょうか?
「太平洋の翼」とか「キングコングの逆襲」のPBY−5カタリナ飛行艇の飛行シーンも
「魔宮の伝説」のトライモーターのショットと似たリアルで見事な特撮ショットでしたから
中野助監督あたりが撮影のためシコシコ計算してたんでしょうね。
って、あんまりしてなさそうにも思えるですが…。
カタリナ飛行艇のショットはミニチュア撮影のみですからそれだけが
リアルに撮影できればいいわけですが、トライモーターのショットは
実写のショットとほとんど違和感が生じていないのがすごいですぅ。
「北京原人の逆襲」で白いアルエットヘリコプターが、ペキンマンの頭上から
銃撃するショットがあって、屋外で撮ってるらしくこれが実写に見えるほどリアルな
ミニチュアワークなのですが(ワイヤーさえ見えなければ…)、
明らかに実写のアルエットの飛行シーンとは違和感がありました。
この計算は単にミニチュアを被写界深度内に収めるためだけの計算ではなくて
他の実写ショットと画質をあわせることまで考慮に入れたものだった
ということもあるでしょうか?
だとしたら特撮の厄介な問題のひとつである本編との違和感を
カメラマンの勘や経験だけにたよらず、ある程度計算式によって埋められる
と言うことになるですが、実際のところどーなんですかね? >>217
詳細乙ですぅ。
白状するとこのショットが特撮であるということは、
DVDを手に入れてじっくり見るまで気がつかなかったですぅ。
それまでは「ロケにお金かけてるな」とか
「撮影許可が下りたとは米中関係は良好だったんだな」とか思ってましたぁ。
眼下の万里の長城?がパースのついたミニチュアであることは見てわかりましたが、
フォードトライモーターがモーションコントロール、つまりトラベリングマットで
合成されていたとはゆめ思いませんでした。
モーションコントロールを使うとどうしても「レイダース」の飛行艇や
「最後の聖戦」の飛行船や戦闘機みたいに動きはよくても
背景から浮き上がって違和感があり、しかもアニメっぽい、薄っぺらで頼りない感じに
見えて(飛行船なんか背景の雲が透けてたし)いつもなんだかなあと思ってましたが、
このショットは自然で違和感がなく質感も出ており見直したですぅ。
まあ大抵違和感はミニチュアと実景を合成するところから生じるんでしょうが、
このショットは前景も後景も同じスタジオで同じ照明で撮影された
ミニチュア同士ですから、うまい具合にいったんでしょうかね。 >>226
いまならCG用のガイドを元に色調調整は可能だが
当時は感で撮影したものをプリント段階でタイミングあわせるしか無いですね
「(実写の代替に過ぎない)特撮を楽しめる感覚が分からない」
って言うんなら、そもそも「(実景の代替に過ぎない)セット撮影を楽しめる感覚が分からない」
とも言えちゃうよな・・・ 映画自体が嘘ごとなのにねえ 「激動の昭和史・軍閥」の特撮ライブフィルム流用は不本意だったのでしょうな。 喜八ちゃんは、特撮シーン使うのが、嫌で仕方なく自殺も
考えたそうだからね 故 景山民夫の「遠い海から来たCoo」の映画化に際して、
岡本監督はどうしても特撮を使いたくなかった挙げ句、
結局アニメにしてしまった。
企画当初は「ラストの海戦シーンはチリ海軍と話を付けて、
でも絶対死者がでるだろうなあ…」なんて真剣に討議
されてたと言うが、結局はああなった。 もしブルークリスマスの監督が岡本先生じゃなかったら、
戦闘機がUFOと遭遇するシーンなんかはピアノ線で・・・ 沖縄決戦の大和特攻とか「海が三分、船が七分〜」を
記録フィルムであっさりと処理しちゃう人だからなあ〜
でも独立愚連隊のどれかで
ミニチュア戦車の特撮を使ったことなかった? >>235
一応沖縄島超ロング俯瞰で、寒天の海にたくさん艦は浮いてたけどね。
でも記録映像の流用も、モノクロスタンダートの映像をスクイーズしてシネスコサイズに
してるから、横にデブになるわ、カラーの中で急に白黒になるわ、粒子も粗いわで、
これはこれで違和感が。
>>232
>ラストの海戦シーンはチリ海軍と話を付けて
ちょ、それは聞き捨てならんなw
ミニチュアスレでこんな事言うのもあれだが、それは惜しい、実に惜しい!
岡本喜八演出による、本物動員の大海戦、観たかった…。 >>233
> 戦闘機がUFOと遭遇するシーンなんかはピアノ線で・・・
いや、アレに関しちゃシンプルながら、
最もベストなやり方だったと思うけどな・・・。
後半のF-104のコクピットのショットなんて、
実機だからこその迫力があったからな(撮影は木村大作さん)。 >>237
いや、俺233だけど批判してる訳じゃないのよ。
あのシーンはミニチュアとは違った妙なリアルな迫力があって好き。 >>231
>喜八ちゃんは、特撮シーン使うのが、嫌で仕方なく自殺も
>考えたそうだからね
「暗黒街の顔役」とか「大学の山賊たち」とか、
東宝時代はやむを得ず特撮使った作品が何本かあるな。 >>239
嫌で嫌で堪らなくて自殺まで考えたなんて、
映画監督界のオダギリジョーですね。 はっちゃんはウソっぽい映像がイヤなだけで、SFとかにはちゃんと理解があったんだお。
そこがオダジョとは違うところ。
そう言えば岡本喜八は、小松左京の「日本アパッチ族」をやりたかったらしいね。 cooの場合、cooとその仲間をリアルに表現することが出来ないから
没ったつてきいたけど、当事、CGがあれば実写化できたんじゃないかと
妄想して悔しがったりしてみる 日本製のCGじゃぁ未だに香川照之」の「鉄人」レベルかもよ。
「三丁目の夕日」みたいな実景の再現はともかく、和製のCGIって
プラモデル質感とグロお人形しか作れないって感じ。 CGIは現実と妄想の境目がなくなるからな
洋画の低迷はCGの進歩とかかわってるね 結局、リアルどうかのガイドラインの違いが大きいね。
今の若者からみれば、モノクロ映画ってだけで(現実は色がある)毛嫌いするヤツもいるし。 色はリアリズムとは無関係だと思うぞ。
ただ、白黒映像はダメって傾向は確かにあるらしいね。
俺は理解しかねるが。 >239
「大学の山賊たち」の特撮は、当時助監督の山本迪夫が円谷英二からボツフィルムを分けてもらったそうだよ。 デジタル風の映像は目でみている映像と一致しないだろ
視界では中心部しか焦点があっていないし
それが自然 「目でみている映像と一致してるかどうか」より「見慣れているかどうか」
が重要なんだと思うが。 「見慣れているかどうか」より「インプリンティング」
なんじゃないかと思うが。 >>249
なにゆうてんねん
目で見た風景を映像にしてもリアルになるわけないやろ
本物の風景の映像と同じ映像をとらんとあかんやんか
そら、日本のミニチュア特撮も没落するわ
っていうか没落しっぱなしだが 目で見た風景を映像にしてもリアルにならんちゅうんやったら、そら演出のせいでっしゃろ >>253
ちがうね
君はフォトリアリティーを理解していない。 視界に入る光景って、フィルムの質感に近いような気がする。
VTRじゃない。
そう思うのは俺だけかな? 質感がフィルムかどうか知らないが(フィルムにしてもVTRにしても千差万別だろう)
人間の視界ってのはスタンダートサイズらしいね。 フォトリアリティってどういうことなんだろ
リアルからくるリアルさなのか、デフォルメから感じられるそれっぽさなのか >>258
簡単に説明しよう。マニエリスモの絵画を近寄ってみると
レースのひと結びまでも精緻に書き込まれているが、
どこから見ても絵である。
よく出来た印象派の絵画は近寄ってみると絵の具がのたくっているようにしか見えないが、
少し離れてみると、まるで写真のように見える。
直接的なたとえではないが、そう言う事だ。 ここは「すばらしきミニチュアワークの世界」スレと違うんか >>259
欧米の大作戦記映画で見られるミニチュアワークなんかまさにそれですね。
とにかくミニチュアモデルの精度より照明、撮影、オプチカル処理に気合いを入れると・・・
イギリスと日本はミニチュアモデルの質なら世界一と思いますが、いかんせん撮影に
時間がかけられません・・・。ただし、一般作品の情景特撮では欧米超大作に比肩しうる
ミニチュア特撮が見られますね。 つまり「映像になった時に本物っぽくリアルに見えるように作る」ということか
時には現実ではありえない作りにするときもあると(本来無いはずの照明で照らす、またはその逆 「ウルトラマンA」や「タロウ」を見ていると
つくりの甘いミニチュアをスタジオ撮影したものなのに
しばしばすごくリアルに見える特撮カットがあるな。
>>261
スターウォーズep4のスターデストロイヤーのミニチュアのショボさに驚いた記憶があるな。 >>263
タロウといえば「東京ニュータウン沈没」の地盤沈下の特撮など凄いよね。
鈴木清が撮った「アイアンキング」4話や映画「華麗なる一族」の
コンビナート火災も、セットの作り込みは甘いのにえらく臨場感があった。 最近はプールを使った撮影がすっかり無くなってしまい悲しい。 本物の海や水しぶきを合成で作れるようになったからね この前のボウケンジャーで巨大戦艦が出現するシーン
あれをマイティジャックばりに、水しぶきをあげて
プールの海からドドドドと出てくる雰囲気に
脳内変換してしまいました(^^) そう言えば、初期戦隊の母艦はほぼMJだったな
敵母艦や戦闘機との戦いも、ほとんどまんまだ。
BFのエンディングなんて佐川が撮ってたし、
当たり前と言えば当たり前なんだが。
何だか得した気分と共に
「(ロボじゃなくて)こう言うのメインでやってくれないかなあ」
と思ってしまう、無理なのは分かってるけどね。 バトルシャークのころはまだ汚しが入ってたようで(入れすぎでスポンサーから文句言われたという噂も
主観ですが戦隊やウルトラのようなメカには現実的な汚しは似合わなそうな気も
ある程度綺麗な方が近未来スーパーメカっぽい? まあ、バトルシャークの場合完成した直後でアレだからなw
幾らなんでもありゃねえだろって位汚れてる。 >>272
生活感のあるミニチュア市街地に
ピカピカのスーパーメカが現れると
そのギャップが存在感を醸し出すような気がする。 「存在感」とは一歩間違えれば「違和感」になってしまう諸刃の剣。 「ガメラ 大怪獣空中決戦」では、DAICON特撮ばりの市街地屋外セットで、
見せ場の舞台である東京タワーだけ汚しを抑え、原色の真ッ赤なまま
敢えて建てて、印象を強めると言う手を使ってたな。
あれを下手にやったらそれこそオモチャ丸出しになったろうが、周りの
リアルな建物のミニチュアと一緒くたにして自然光をぶち当てて撮ってたから、
光線と空気とでなんとか馴染んでいたとは思う。
スターウォーズの汚しには意味があるんだっけ
反乱軍側は物資に乏しいからボロボロ
帝国側は豊富だから綺麗 >>223
ヒッチコックは映画全体を箱庭的に捉えていたからか、特撮シーンに対する抵抗はなかったんだろう。
ミニチュアワークだけ挙げていっても『北北西に進路を取れ」の複葉機がタンクローリーに激突
する瞬間とか 『第十七番』の貨物列車とバスの追いかけっことか、
『レベッカ』『バルカン超特急』の情景特撮とか、きりがない。 エバンゲリオンのビル街のセットは本物にしかみえない
すごい >>272
あれはヒルマ独特の汚しでしょ。
デレク・メディングスがウェザリング魔だからか、TB直後の
実在兵器のミニチュアって汚しにやけに気合が入ってる。 >>282
模型工房からあがってきたミニチュアに驚嘆しているデレク・メディングスに
「このままではだめなんだ。これにウェザリングというものを施さねば」と
教えたのはレス・ボウイだそうですね。 >>273
戦闘機なんか部分的にはきれいだが、総体として見ると汚れてみえる。 「ジョー90」のミグ242はスチールを見ると思いっきり汚れてますが
あれって“ソ連機”という設定だからなんですかね?
「ファイヤーフォックス」のミグ31はテカテカでしたが…。
アンダーソンメカの航空機は汚しよりもパネルラインを描きこんでリアルさを出してますね。
実際あんなにはパネルラインは歴々と見えるものではないみたいですが、
ことミニチュアワークとなれば、その方がリアルに見えるみたいですね。
まああんまりパネルラインを強調している所為かアンダーソンメカって
プラモデルっぽく見えて今ひとつ金属感を感じないところがあるですぅ。
「マイティジャック」の『戦慄のオーロラ』に出てくるQの潜水艦や
「惑星大戦争」の轟天のミニチュアなんかはパネルラインを引くのではなく
外板を微妙な塗り分けで表現していて金属感が結構あったですね。
まあ素材からして金属だったんでしょうけど…。 兵器も出来立てならピカピカでしょう。
おもちゃにみえるのはまた違う要素でしょう >>285
Qの潜水艦はバルサ原型→FRPでコーティング。
郡司のは大体そういう作り。 「現実には」「本当ならば」ってな次元とは違う、
「観客に"ああホンモノっぽいな"と勘違いさせる記号」、
としての汚し塗装なんでは。
歌舞伎の女形が「女性らしさ」を演じる姿に向かって
「本物の女性だったらこうはならん」なんて突っ込んでも
仕方ない。
いかにも汚しを描きましたってのもあるね。これはいやだ。
逆に現物でも写し方によって潜水艦やジェット機もツルツルピカピカ
だし。
おもちゃにみえるのって全体が同一物質でできている感じです。 建物やメカキャラクターの「現実感」「存在感」を出す際に、
「日々使われてる」という言わばミスリードとしてのイメージ操作
を行う、その為に「使われてる痕跡」として大げさに汚す…
こういう事だと思ってるけど。
盛り込んだ「使われてるという記号」が、「自然なウソ」「許せるウソ」か、
「いかにも」ってなウソ臭いウソになってるか、によって
受け止められ方も違ってくる。
じゃぁ具体的にどうすりゃ「ウソ臭く無いウソ」になるかと
言われても難しいけど、ジェリー・アンダーソン物なんかに親しんだ
オレらみたいな者には、「現実」はともかくああいった汚しは
「親しみやすい」「心地よい」ディティールとして感じ取れるように
刷り込まれてる。
ある世代のスケベオッサンが抱く「金髪」志向wみたいなもんかも。 不謹慎ながら、今回の竜巻事故は特撮者注目の災害ですな。
建築物破壊のプロセスとか。 潜水艦のさ、尾翼に海水が絡みつく様子
実物でも模型でもこういうのがいとおもしろいのであって
CGで再現してもつまらないでしょ 本物に見えりゃ、どっちでも良い。
まぁ模型じゃ本物には見えないが…。 「世界大戦争」とか「Uボート」とか、本物にしか見えんが