>>159
なるほど。
円谷時代の、ステージ撮影にも拘らず青く澄み切った空にからっと晴れた自然光のような映像は、円谷本人の嗜好は勿論、大量のライトと感度の低いフィルム使用によってもたらされたものという訳ですな。
中野はともかく(あの人は特撮界のリドリー・スコットだから)、明るめの画面を好む川北でさえ、円谷時代の抜けのよさを再現できないのは、皮肉なことに機材の性能が上がったためということですか。
リアルにやりたければ、「vsビオランテ」の三原山や、「ガメラ1」のようにオープンセットを使うのがいちばんだが、天候に左右される上に、昼間しか撮影できず、しかも躁演も使えない。
後はCGが頼りという感じですかね。

話は変りますけど、「ナバロンの嵐」のダム決壊から橋の倒壊までの一連のシーンは、オープンセットにかなり大きなミニチュアを作って撮ったのではないかと思いますが、いかがでしょうか?