> 愛しながらナイフを磨ぎ
> 抱かれながら別れを祈る
> 私は今どこに向かって歩いているのかわからない、

このフレーズをいまさっき歌い続けていました。
近所の迷惑顧りみず30分くらいリフレインしてました。
その30分は、生きてきて50年抱え続けた問題が消滅していく時間でもありました。

何の歌だかどうしても思い出せません。
TBSラジオのパックで林美雄アナがかけてくれた曲であろうと思います。
誰か覚えている人はいませんか。
さがしてさがして、このサイトに来てしまいました。

>> 山崎ハコさんとの出会いがあった。
>> 日本映画との出会いがあった。
>> タモリさんとの出会いがあった。
>> フォローミーとの出会いがあった。
>> いまでもミアファーロー、ハイアムトポル、石川せりには敏感に
>> 反応してしまう。早すぎたよ、林さん。
同じ時をあたしもすごしていた。
そのときに覚えた歌に、30年後の今日救われました。

(18の時だから)32年前に、(野沢)那智ちゃんがパックでこういった:
「18(才)だったら、親よりも人間的に大人になっているってこともあるかもしれない。
わたしの手紙は読まれなくても、ほかの人の手紙へのその言葉を聞いて、
私は生き続けていくことがとても楽になりました。

32年たった先週「モラル・ハラスメント」という言葉を知りました。
抱えてきた問題は「親のモラル・ハラスメント」という言葉に集約される予感がありました。

昨日の土曜日に有隣堂で関連本を買って、読みました。

そして今日、ひとりで歌を歌ってました。
いままでのあたしの歌。
これから捨てるあたしのことを歌ってました。

林美雄さんはもういない。
モラハラの親は生きていて、でも十分に老いている。
そして片付けなければいけないことは、
片付けかたから何もかも、すでに私の内に備わっていた。

名前を知ることが重要だったのです。
モラハラ、それがそのなまえです。ハイタカがゲドであるように。

10代20代の時にただただ好きだった林美雄アナ、ハコ、セリ、芳雄、とその一味たちは、
こんな50代のサプライズを仕掛けてくれました。
「人生が出会いってこういうことなんだ」って風に感謝して歌ったら、
別のメロディが頭を駆け抜けていくのです。
次のハードルなのでしょうか。

だれかに知ってほしくて、長くなりました。読んでくれてありがとう。