鴻海グループ、「ペッパー」台湾でリース
2016/7/25 23:57

 ■鴻海精密工業グループ 25日、ソフトバンクグループが開発したヒト型ロボット「ペッパー」の法人向けリース事業を
台湾で開始すると発表した。ペッパーの海外での本格的な事業展開は初めてとなる。

 鴻海は電子機器の受託製造サービス(EMS)の世界最大手。ペッパーの生産・販売をはじめ、ソフトバンクとは
幅広い協力関係を築いている。今回は鴻海子会社で、ペッパーの台湾での総代理店を務める沛博科技が25日に
台北市内で開いたイベントで計画を明らかにした。
 リース料金は月額2万6888台湾ドル(約8万9千円)で、9月下旬をメドに製品を納入する。海外ではこれまで
一部企業に試験納入した例はあったが、本格的な事業展開は初めてとなる。既に現地の大手企業を中心に約百台の注文が入っており、
毎月の納入ペースは来年上期をメドに60台の達成を目指すという。