S.F.B.Tはいじり倒したのでよく知ってる
あくまでもデッサン人形
パーツの多さに目を奪われがちだが
ロボット屋の目で見た所ではポージングに特別斬新な部分はなかった

一見したところ骨格と軟骨と筋肉で構成される動きを再現しているように見えるが
そういうデザインの外板フラップが「逃げ」で可動域を増やしているにすぎない
そのフラップを細かく作ってある事がS.F.B.Tの最大のポイント
普通は省略するような部分も細かく作ってあり大変良くできているが
動きそのものはと言うと従来の人形やロボットと何らかわりはなく
メカの軸として解釈したり省略したり本来とは異なる位置に関節を置いて擬似的に再現したりしている
このサイズではこれが限界だとも思う
木製のデッサン人形よりずっと可動域が広くて
骨格や筋肉のラインに相当するディティールで絵を描く時の参考にしやすいだろう


釣り下げ型は何があっても転けないという利点があるけど
それを全部ワイヤーで処理しようとすると相当太いケーブルの束を引く事になるし精度もかなり落ちる
動力的にもかなりパワーロスがある
現実的には重要な部分は電力だけ引いて本体内部のサーボで制御する事になるけど
つきつめて行くと最終的には転倒防止ワイヤーで下げた普通の二足歩行ロボになると思う

外のワイヤーで制御する利点というのがどの程度あるかだね
余程の重作業するのでなければトルク的には今のモーターでもまかなえないわけでもないから
なので自重を支えるための懸架システムという事なら有用性あると思う