順番は違うな
この場合は特に順が違う

設計の基本として最初は製品のコンセプトを決める所から入る
これがしっかりしないと他の事柄が全て意味を持たなくなる
「美少女の形をしたロボット」という前提からするとアクチュエーターの選定が一番に来る事はない
先にデザインが決まるのだから全体の設計寸法から入る事になるだろう
CADは必須ではない
初心者は方眼紙に手で書いた方が早くて確実な設計ができる
特に等身大ロボットは精密機械のような複雑な部品の入り組みはあまりないので
最初は方眼紙に手書きの方がイメージしなすい
部品を作る製図の時はCADを使うと綺麗に書けるが
個人製作なら寸法記号が正しく入ってさえいれば綺麗である必要もない
あれは本来設計屋ではなくトレース屋の仕事だ

人間型ロボットは複雑なので応用力学で答を出すのは熟練しないと難しい
また一体目でいきなり完成品というのも設計の現場ではあり得ない
最初は試作と割り切ってざっくり大雑把に行って稼働確認しながら少しずつ詰めていく
カットアンドトライが多い
そのジャンルに近い設計ノウハウが相当蓄積されいればPC上のシミュレーションで試作の手間を省けるが
初めて設計を始める場合はかえって時間と手間がかかる
ある程度動く事が見えた後で量産時のコストダウンと軽量化のために応用力学で詰めていくが
おそらく1gを争う軽量化や材料の節約はしないのでそこまで詰める必要はないだろう
重量に問題なければゴツいフレームでも構わないのだから

一体目は必ず完成品ではなく試作機になる
ワンオフの場合はカットアンドトライで作る開発機になる

ソフトと制御の要素は無理に全てやらなくても必要に応じてで良い
なぜなら要素の一つ一つがコンセプトの必要性から来ているものではないから
設計の基本はいかに必要なものをシンプルに作って余計なものを省くかだ