>>628
当時は社会派の思想的作品や、演技ではリアリズムが持て囃されていて、若い俳優はそういう映画に出演したがってた
ジェームスディーンとかマーロンブランドの作品みたいな
小津映画はそういった映画の対局にあると考えられていた

でも結局リアリズム演技は模倣されまくって、70年代には陳腐化して、松田優作とか桃井かおりとか水谷豊あたりで行き止まり
リアルどころか類型化の極み
逆に、撮影の仕方もセットもキャラクターも演技も何もかも不自然に作り物じみていた小津映画に純度の高いリアリズムを感じるのは不思議