【民さん】野菊の墓 2【政夫さん】
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「民さんは野菊のような人だ」
「政夫さんはりんどうのような人だ」
野菊の墓の映像作品全般を語りましょう あのまた薬を持ってる自慢なら負けて折れんよ
あのまた薬をまたに塗ると、最初はかゆくなり、トロトロに溶けたような熱っぽさに変わる
そま時の快感、これはあのまた薬を使った者にしかわからないのでは?
じゃまた薬 【民やの唄】
民やヤ
民や
スラドゥンガン
カサクヤン
インドウ
ムウルスト
ウィラードアハンバ ハンバム
唄)ザ・ピーナツ 民「政夫さん……
私もお母さんから云いつかって来たのよ。今日の縫物は肩が凝こったろう、
少し休みながら茄子をもいできてくれ。明日麹漬こうじづけをつけるからって、
お母さんがそう云うから、私飛んできました」
政「それでは僕が先にきているのを民さんは知らないで来たの」
民「知らなくてサ」
民「マア何という好い景色でしょう」
民「政夫さん、なに……」
政「何でもないけど民さんは近頃へんだからさ。僕なんかすっかり嫌いになったようだもの」 阿藤快と加藤あい
文字面は全く違うが口に出してみると結構似てる 私飛んできました」
民さんはそう言って、政夫の前でロケット体から人間体に変形した 民「政夫さんはあんまりだわ。私がいつ政夫さんに隔てをしました……」
政「何さ、この頃民さんは、すっかり変っちまって、僕なんかに用はないらしいからよ。
それだって民さんに不足を云う訣ではないよ」
民「そんな事いうはそりゃ政夫さんひどいわ、御無理だわ。
この間は二人を並べて置いて、お母さんにあんなに叱られたじゃありませんか。あなたは男ですから平気でお出でだけど、
私は年は多いし女ですもの、あァ云われては実に面目がないじゃありませんか。
それですから、私は一生懸命になってたしなんで居るんでさ。
それを政夫さん隔てるの嫌になったろうのと云うんだもの、私はほんとにつまらない……」 はっとした
明治にはまだ、ロケット人間を作る技術力はないはず
民さんはどうやって飛んできたのか?
民さんは変わってしまったとは?
いまだに謎 一生懸命になってたしなんでいる
の意味がわからない 民子が体をくの字にかがめて、茄子をもぎつつあるその横顔を見て、今更のように民子の美しく可愛らしさに気がついた。
これまでにも可愛らしいと思わぬことはなかったが、今日はしみじみとその美しさが身にしみた。
しなやかに光沢つやのある鬢びんの毛につつまれた耳たぼ、豊かな頬の白く鮮かな、顎あごのくくしめの愛らしさ、頸くびのあたり如何にも清げなる、藤色の半襟はんえりや花染の襷たすきや、それらが悉ことごとく優美に眼にとまった。
そうなると恐ろしいもので、物を云うにも思い切った言ことは云えなくなる、羞はずかしくなる、
極りが悪くなる、皆例の卵の作用から起ることであろう。 >>804
キチガイにそんなこと言っても・・・・・・ ふと思ったのだが
>体をくの字にかがめて、茄子をもぎつつある
というのは、ある行為の暗喩なのではなかろうか ふと思った自慢なら負けて折れんよ
と思ったのだが
眠いので今日は二度寝する 政「僕は腹を立って言ったでは無いのに、民さんは腹を立ったの……僕はただ民さんが俄に変って、
逢っても口もきかず、遊びにも来ないから、いやに淋しく悲しくなっちまったのさ。
それだからこれからも時時は遊びにお出でよ。お母さんに叱られたら僕が咎とがを背負うから……
人が何と云ったってよいじゃないか
」
政「まァ民さん、御覧なさい、入日の立派なこと」
民「お増がまた何とか云いますよ」
政「二人共お母さんに云いつかって来たのだから、お増なんか何と云ったって、かまやしないさ」 脚を/ω\の字に開いて、茄子をもぎ入れたことがある
お増ならこう言うだろう
「それはお増ターベーションですよ」 政「民さん、またお出いでよ、余り長く居ると人がつまらぬことを云うから」
民「あレあなたは先日何と云いました。人が何と云ったッてよいから遊びに来いと云いはしませんか。
私はもう人に笑われてもかまいませんの」
民子は妙に鬱ふさぎ込んで、まるで元気がなくなり、悄然しょうぜんとしているのである。
それを見ると僕もまたたまらなく気の毒になる。感情の一進一退はこんな風にもつれつつ危くなるのである。
とにかく二人は表面だけは立派に遠ざかって四五日を経過した。 悄然しょうぜんとしている自慢なら負けて折れんよ
ワシの肛門はしようごはヒクヒク震えて広がり、ざーめんも逆流しているのは認める
しかし、しようぜんの形は野菊の如き孔なりき! いい加減にしてもらいたい
ふり仮名は()で囲めと
何度云(い)ったら理解(わか)るのか 了解(りょうかい)した
改訂版(かいていはん)を投稿(とうこう)するのでそのつもりで
悄然しょうぜんとしている自慢(ぢまん)なら負(ま)けて折(お)れんよ
ワシの肛門(アナル)はしようごはヒクヒク震(ふる)えて広(ころ)がり、ざーめんも逆流(ぎゃくりゅう)しているのは認(にん)める
しかし、しようぜんの形(かたち)は野菊(のぎく)の如(ごと)き孔(きみ)なりき! ほらこの人>>805が言ったとおりキチガイがますます発狂してしまった お増「マアあの二人を山の畑へ遣るッて、親というものよッぽどお目出たいものだ」
母「政夫も支度しろ。民やもさっさと支度して早く行け。
二人でゆけば一日には楽な仕事だけれど、道が遠いのだから、早く行かないと帰りが夜になる。
なるたけ日の暮れない内に帰ってくる様によ。お増は二人の弁当を拵こしらえてやってくれ。
お菜はこれこれの物で……」
母「民やは町場者まちばものだから、股引佩くのは極りが悪いかい。
私はまたお前が柔かい手足へ、茨いばらや薄すすきで傷をつけるが可哀相だから、そう云ったんだが、
いやだと云うならお前のすきにするがよいさ」 >>815
何度言ってもわかってもらえていないようなので
具体的な手本を示す
お増「マアあの二人を山の畑へ遣るッて、親というものよッぽどお目出たいものだ」
母「政夫も支度しろ。民やもさっさと支度して早く行け。
二人でゆけば一日には楽な仕事だけれど、道が遠いのだから、早く行かないと帰りが夜になる。
なるたけ日の暮れない内に帰ってくる様によ。お増は二人の弁当を拵(こしら)えてやってくれ。
お菜はこれこれの物で……」
母「民やは町場者(まちばもの)だから、股引佩くのは極りが悪いかい。
私はまたお前が柔かい手足へ、茨(いばら)や薄(すすき)で傷をつけるが可哀相だから、そう云ったんだが、
いやだと云うならお前のすきにするがよいさ」 平成ゆとり世代には読めない箇所が他にもあるので、補完しておく
股引佩【ももひきは」くのは極〈きま』りが悪《あく]いかい。 >>819
神山征二郎が監督なのか
得意な題材だな
「ふるさと」とか 野菊の如き君なりき(1955年)以来、数多くの女優さんが民さんを演じてきたが
最後まで死ななかった民さんは極めて少ない《河内桃子など〉のだ そういや山武伊藤左千夫記念公園でこそ大イベントやってほしい!!
気になってカーナビで伊藤左千夫検索したら
山武伊藤左千夫記念公園以外に
野菊の墓文学碑記念館という所も千葉県にあるんですね。
あと京都太秦東映映画村とか。
これは是非燃えろ野菊の墓イベントお願いします。 政「民さん、もうきたかい。この天気のよいことどうです。ほんとに心持のよい朝だねイ」
民「ほんとに天気がよくて嬉しいわ。このまア銀杏の葉の綺麗なこと。さア出掛けましょう」
政「民さんはそんなに戻ってきないッたって僕が行くものを……」
民「まア政夫さんは何をしていたの。私びッくりして……まア綺麗な野菊、
政夫さん、私に半分おくれッたら、私ほんとうに野菊が好き」
政「僕はもとから野菊がだい好き。民さんも野菊が好き……」
民「私なんでも野菊の生れ返りよ。野菊の花を見ると身振いの出るほど好このもしいの。
どうしてこんなかと、自分でも思う位」
政「民さんはそんなに野菊が好き……道理でどうやら民さんは野菊のような人だ」 もう今では原作当時の光景は見られなくなった。
しかし50〜60年前までは、まだ在ったよう。
古いセピア色になった写真をみると川に沿った堤防は土を盛っただけの
雑草まみれだが、今は日本国中主な所では、石とコンクリートで構築されて
頑丈だが風情がなくなった。原作のバックボーンが分かりにくい。 >825さんの文に泣けた。
なんか当時の風景、景色がもう目に浮かんできて。
1967年ごろ。
まだまだ舗装されてない普通に土埃舞う通学路。
水たまりよけながら。冬は霜柱さくさく踏むの快感だったよね。
小学校グランド周辺には都会でも田んぼがあったし刈り入れたあとが朝霜柱状態で。
散髪屋さんはどこの町でも同じ光景だったんだ。笑いすぎて涙流してしまったよ。
ほんとにありがとう。
あとメール欄にはなにも書かなくても書き込めるし。
DVD発売まで盛り上がろう!
またいろいろ書き込んでみます。 そうだよね。 さらに小学校は木造校舎。 廊下を歩くとキュキュと鴬張りの
ような音。 冬は石炭ストーブで毎日朝に2人組交代で用務員室へバケツ入りの石炭を
受け取りに行く。用務員さんが各教室を回って火を点けて廻ってくれる。
思い出しても懐かしい。 民「政夫さん……私野菊の様だってどうしてですか」
政「さアどうしてということはないけど、民さんは何がなし野菊の様な風だからさ」
民「それで政夫さんは野菊が好きだって……」
政「僕大好きさ」
真に民子は野菊の様な児であった。民子は全くの田舎風ではあったが、決して粗野ではなかった。
可憐で優しくてそうして品格もあった。厭味とか憎気とかいう所は爪の垢あかほどもなかった。
どう見ても野菊の風だった。 今日の添削
厭味とか憎気とかいう所は爪の垢あかほどもなかった。
↓
厭味とか憎気とかいう所は爪の垢(あか)ほどもなかった。 野菊墓がもし今の時代にぼくら昭和30年代生まれ世代に
見直されているとすれば忘れかけていた家族愛なのかも知れない。
そして恋人との愛情。
随分故郷も小学校も遠くなってしまったけど
もう一度ホトトギスを本屋さんで発売日前日で買いたいなあ。
ホトトギス社、バックナンバー保管されてると思うんだけど。
さて発売日前日の今日
DVD入手された方々。
速報レポートよろしくです。 政「民さんはさっき何を考えてあんなに脇見もしないで歩いていたの」
民「わたし何も考えていやしません」
政「民さんはそりゃ嘘だよ。何か考えごとでもしなくてあんな風をする訣はないさ。
どんなことを考えていたのか知らないけれど、隠さないだってよいじゃないか」
民「政夫さん、済まない。私さっきほんとに考えごとしていました。私つくづく考えて情なくなったの。
わたしはどうして政夫さんよか年が多いんでしょう。私は十七だと言うんだもの、ほんとに情なくなるわ……」
政「民さんは何のこと言うんだろう。先に生れたから年が多い、十七年育ったから十七になったのじゃないか。
十七だから何で情ないのですか。僕だって、さ来年になれば十七歳さ。
民さんはほんとに妙なことを云う人だ」 そうか
日本の組織の会長の上にはかの国に上司がまたいるって事だな
でその指令で延々と言い訳を読まされたって事だ
で質疑応答すると都合が悪いから無視
なるほどね 小説家・伊藤左千夫が初期作「野菊の墓」をリメイクした未発表原稿が、今年4月に死去した漫画家・藤子不二雄(A)さんの仕事場に保存されていた。
伊藤が手本として藤子(A)さんらに贈ったものとみられ、戦後の有名漫画家を輩出した伝説のアパート「トキワ荘」の師弟愛を示す資料としても貴重だ。 民「政夫さん、もう半分道来ましてしょうか。大長柵へは一里に遠いッて云いましたねイ」
政「そうです、一里半には近いそうだが、もう半分の余来ましたろうよ。少し休みましょうか」
民「わたし休まなくとも、ようございますが、早速お母さんの罰があたって、薄の葉でこんなに手を切りました。
ちょいとこれで結わえて下さいな」
民「まアよくえんでること。今日採りにきてよい事しました」
政「ほんとに民子さん、きょうというきょうは極楽の様な日ですねイ」
民「そうですねイ、わたし何だか夢の様な気がするの。
今朝家を出る時はほんとに極りが悪くて……嫂さんには変な眼つきで視られる、
お増には冷かされる、私はのぼせてしまいました。政夫さんは平気でいるから憎らしかったわ」 お前いっぺんケツの穴から手え突っ込んで奥歯ガタガタ言わしましてしょうか! レイプしようと襲ってきた常吉の毒牙から民さんの貞操を守ったのが、リモコン下駄だった
あのシーンは何度読み返してもハラハラすね この「正論を言う政夫を見当外れな理屈でやり込める民さん」という構図は何度も繰り返される点から察するに
本作の笑いどころなのだと思うが、正直なにも面白くなかった。
たとえば「十七年育ったから十七になった」ことを政夫が説明するのだが、
これにまあなんだかよくわからない理屈で民さんが反論する。
とにかくこういう展開がうんざりするほど続く。
思うに、おかしな理屈にさえ全面肯定するイエスマンっぷりを見せられたあとで、
客観的に正しい理屈に対して過剰に否定的な反応を起こす様子を何度も見せられるのは単純に不愉快なものなのだと思う。 政「僕だって平気なもんですか。村の奴らに逢うのがいやだから、僕は一足先に出て銀杏の下で民さんを待っていたんでさア。
それはそうと、民さん、今日はほんとに面白く遊ぼうね。僕は来月は学校へ行くんだし、
今月とて十五日しかないし、二人でしみじみ話の出来る様なことはこれから先はむずかしい。
あわれッぽいこと云うようだけど、二人の中も今日だけかしらと思うのよ。ねイ民さん……」
民「そりゃア政夫さん、私は道々そればかり考えて来ました。
私がさっきほんとに情なくなってと言ったら、政夫さんは笑っておしまいなしたけど……」
ちょうどよくそこへ馬が見えてきた。西側の山路から、がさがさ笹にさわる音がして、
薪をつけた馬を引いて頬冠の男が出て来た。よく見ると意外にも村の常吉である。
この奴はいつか向うのお浜に民子を遊びに連れだしてくれと頻に頼んだという奴だ。 以前から気になっていたのでが
「十七年育ったから十七になった」というくだり
十七年育ったら数え年では十八歳か十九歳になるのでは? 馬だ!
馬だ!
おまえは馬になるのだ!
常吉の馬は、馬の穴で悪役サラブレッドになった 常「や政夫さん。コンチャどうも結構なお天気ですな。
今日は御夫婦で棉採りかな。洒落てますね。アハハハハハ」
政「オウ常さん、今日は駄賃かな。大変早く御精が出ますね」
常「ハア吾々なんざア駄賃取りでもしてたまに一盃やるより外に楽しみもないんですからな。
民子さん、いやに見せつけますね。あんまり罪ですぜ。アハハハハハ」
この野郎失敬なと思ったけれど、吾々も余り威張れる身でもなし、笑いとぼけて常吉をやり過ごした。
政「馬鹿野郎、実に厭なやつだ。さア民さん、始めましょう。ほんとに民さん、元気をお直しよ。
そんなにくよくよおしでないよ。僕は学校へ行ったて千葉だもの、盆正月の外にも来ようと思えば土曜の晩かけて日曜に来られるさ……」
民「ほんとに済みません。泣面などして。あの常さんて男、何といういやな人でしょう」 あたたかい人たちが集まる野菊の墓で、唯一の悪役が常吉
しかし物語を面白くするためにはヒールの存在は不可欠!
明治近代小説の嚆矢を飾る本作品において、左っちゃんは既にそれをわかっていたんだな
そすが左千夫 常吉がいよいよ登場か
初登場時の常吉はいかにもなインパクトありますねイ アメリカ版の野菊の墓のムービー
常吉は「オールウェイズラッキー」という名で訳されていた 政「民さん、僕は水を汲んで来ますから、留守番を頼みます。
帰りに『えびづる』や『あけび』をうんと土産に採って来ます」
民「私は一人で居るのはいやだ。政夫さん、一所に連れてって下さい。
さっきの様な人にでも来られたら大変ですもの」
政「だって民さん、向うの山を一つ越して先ですよ、清水のある所は。道という様な道もなくて、
それこそ茨やすすきで足が疵だらけになりますよ。
水がなくちゃ弁当が食べられないから、困ったなア、民さん、待っていられるでしょう」
民「政夫さん、後生だから連れて行って下さい。あなたが歩ける道なら私にも歩けます。
一人でここにいるのはわたしゃどうしても……」
政「民さんは山へ来たら大変だだッ児になりましたネー。それじゃ一所に行きましょう」 さっきの様な人
常吉のことかぁーッ! ヽ(`Д´)ノ ねイ、ネー、さア、まア
伊藤左千夫構文とでもいうのか 政「民さん、ここまでくれば、清水はあすこに見えます。これから僕が一人で行ってくるからここに待って居なさい。
僕が見えて居たら居られるでしょう」
民「ほんとに政夫さんの御厄介ですね……そんなにだだを言っては済まないから、ここで待ちましょう。
あらア野葡萄(えびづる)があった」
政「民さん、僕は一寸『アックリ』を掘ってゆくから、この『あけび』と『えびづる』を持って行って下さい」
民「『アックリ』てなにい。あらア春蘭じゃありませんか」
政「民さんは町場もんですから、春蘭などと品のよいこと仰おっしゃるのです。
矢切の百姓なんぞは『アックリ』と申しましてね、皸(あかぎれ)の薬に致します。ハハハハ」
民「あらア口の悪いこと。政夫さんは、きょうはほんとに口が悪くなったよ」
民「政夫さんは皸の薬に『アックリ』とやらを採ってきて学校へお持ちになるの。
学校で皸がきれたらおかしいでしょうね……」
政「なアにこれはお増にやるのさ。お増はもうとうに皸を切らしているでしょう。
この間も湯に這入る時にお増が火を焚たきにきて非常に皸を痛がっているから、
その内に僕が山へ行ったら『アックリ』を採ってきてやると言ったのさ」 今年の流行語大賞の候補ベスト5を発表する
@壺
A忖度
Bねイ
C野菊のような人だ
Dハリケーンアタック!
Eダメよ〜ダメダメ 民「まアあなたは親切な人ですことね……お増はかげひなたのない憎気のない女ですから、
私も仲好くしていたんですが、この頃は何となし私に突き当る様な事ばかし言って、何でもわたしを憎んでいますよ」
政「アハハハ、それはお増どんが焼餅をやくのでさ。つまらんことにもすぐ焼餅を焼くのは、女の癖さ。
僕がそら『アックリ』を採っていってお増にやると云えば、民さんがすぐに、まアあなたは親切な人とか何とか云うのと同じ訣なさ」
民「この人はいつのまにこんなに口がわるくなったのでしょう。何を言っても政夫さんにはかないやしない。
いくら私だってお増が根も底もない焼もちだ位は承知していますよ……」
政「実はお増も不憫ふびんな女よ。両親があんなことになりさえせねば、奉公人とまでなるのではない。
親父は戦争で死ぬ、お袋はこれを嘆いたがもとでの病死、
一人の兄がはずれものという訣で、とうとうあの始末。国家のために死んだ人の娘だもの、民さん、いたわってやらねばならない。
あれでも民さん、あなたをば大変ほめているよ。意地曲りの嫂にこきつかわれるのだから一層かわいそうでさ」
民「そりゃ政夫さん私もそう思って居ますさ。お母さんもよくそうおっしゃいました。
つまらないものですけど何とかかとか分けてやってますが、また政夫さんの様に情深くされると……」 民「こんな美しい花、いつ採ってお出でなして。りんどうはほんとによい花ですね。
わたしりんどうがこんなに美しいとは知らなかったわ。わたし急にりんどうが好きになった。おオえエ花……」
政「民さん、なんです、そんなにひとりで笑って」
民「政夫さんはりんどうの様な人だ」
政「どうして」
民「さアどうしてということはないけど、政夫さんは何がなし竜胆の様な風だからさ」
政「民さんもよっぽど人が悪くなった。それでさっきの仇討ちという訣ですか。
口真似なんか恐入りますナ。しかし民さんが野菊で僕が竜胆とは面白い対ですね。
僕はよろこんでりんどうになります。それで民さんがりんどうを好きになってくれればなお嬉しい」 明治には、あいびきする男女が互いを植物に比喩することが流行った
それを邪魔する者は
「常吉の馬に蹴られて死んじまぇ」
ということわざも誕生した わたし急にりんどうが好きになった。おオえエ花……
はじめ意味がわかりませんでしたが
おお!良い花 というコトでしょうか
ねイ とかこういう表現は伊藤左千夫先生流のお洒落な表現かもしれませぬ 二人はこんならちもなき事いうて悦んでいた。秋の日足の短さ、日はようやく傾きそめる。
さアとの掛声で棉ぎにかかる。午後の分は僅であったから一時間半ばかりでもぎ終えた。
何やかやそれぞれまとめて番ニョに乗せ、二人で差しあいにかつぐ。
民子を先に僕が後に、とぼとぼ畑を出掛けた時は、日は早く松の梢をかぎりかけた。 とぼとぼ畑で育てたとぼとぼは、とれたてを塩もつけずにかぶりつくのが一番 政「民さん、くたぶれたでしょう。どうせおそくなったんですから、
この景色のよい所で少し休んで行きましょう」
民「こんなにおそくなるなら、今少し急げばよかったに。家の人達にきっと何とか言われる。
政夫さん、私はそれが心配になるわ」
政「今更心配しても追っつかないから、まア少し休みましょう。
こんなに景色のよいことは滅多めったにありません。そんなに人に申訣のない様な悪いことはしないもの、
民さん、心配することはないよ」
月あかりが斜にさしこんでいる道端の松の切株に二人は腰をかけた。
民「何というえい景色でしょう。政夫さん歌とか俳句とかいうものをやったら、
こんなときに面白いことが云えるでしょうね。私ら様な無筆でもこんな時には心配も何も忘れますもの。
政夫さん、あなた歌をおやんなさいよ」
政「僕は実は少しやっているけど、むずかしくて容易に出来ないのさ。山畑の蕎麦の花に月がよくて、
こおろぎが鳴くなどは実にえいですなア。民さん、これから二人で歌をやりましょうか」 9/3(土)の東映チャンネルで松田聖子の民さんが観れる。 これだけ現代人に愛され続ける明治の女・民さん
今からでも遅くはない
改めて国葬は当たり前
やらなかったらばか ようやく田圃へ降りて銀杏の木が見えた時に、二人はまた同じ様に一種の感情が胸に湧いた。
それは外でもない、何となく家に這入りづらいと言う心持である。這入りづらい訣はないと思うても、
どうしても這入りづらい。躊躇する暇もない、忽たちまち門前近く来てしまった。
民「政夫さん……あなた先になって下さい。私きまりわるくてしょうがないわ」
政「よしとそれじゃ僕が先になろう」
二人の噂が如何いかに盛んであったか。
宵祭ではあり十三夜ではあるので、家中表座敷へ揃そろうた時、母も奥から起きてきた。
母は一通り二人の余り遅かったことを咎めて深くは言わなかったけれど、常とは全く違っていた。
何か思っているらしく、少しも打解けない。これまでは口には小言を言うても、心中に疑わなかったのだが、今夜は口には余り言わないが、
心では十分に二人に疑いを起したに違いない。民子はいよいよ小さくなって座敷中なかへは出ない。
僕は山から採ってきた、あけびやえびづるやを沢山座敷中じゅうへ並べ立てて、
暗に僕がこんな事をして居たから遅くなったのだとの意を示し無言の弁解をやっても何のききめもない。
誰一人それをそうと見るものはない。今夜は何の話にも僕等二人は除けものにされる始末で、
もはや二人は全く罪あるものと黙決されてしまったのである。 増「お母さんがあんまり甘過ぎる。あアして居る二人を一所に山畑へやるとは目のないにもほどがある。
はたでいくら心配してもお母さんがあれでは駄目だ」
これが台所会議の決定であったらしい。母の方でもいつまで児供と思っていたが誤りで、 自分が悪かったという様な考えに今夜はなったのであろう。
今更二人を叱って見ても仕方がない。
なに政夫を学校へ遣やってしまいさえせば仔細はないと母の心はちゃんときまって居るらしく、
母「政や、お前はナ十一月へ入って直ぐ学校へやる積りであったけれど、
そうしてぶらぶらして居ても為にならないから、お祭が終ったら、もう学校へゆくがよい。
十七日にゆくとしろ……えいか、そのつもりで小支度して置け」 いよいよ吉永小百合さんのBlu-rayが次々と販売されます 吉永小百合が演じる女子中学生が民さんの人形と離れ離れになった政夫さんの人形と巡り合って小説を書く映画だったね 僕はただ一言、
政「はア……」
と答えたきりなんにも言わず、母の言いつけに盲従する外はなかった。
政「僕は学校へ往ってしまえばそれでよいけど、民さんは跡でどうなるだろうか」
それでも僕は十六日の午後になって、何とはなしに以下のような事を巻紙へ書いて、
日暮に一寸来た民子に僕が居なくなってから見てくれと云って渡した。
朝からここへ這入ったきり、何をする気にもならない。外へ出る気にもならず、本を読む気にもならず、
ただ繰返し繰返し民さんの事ばかり思って居る。民さんと一所に居れば神様に抱かれて雲にでも乗って居る様だ。
僕はどうしてこんなになったんだろう。学問をせねばならない身だから、学校へは行くけれど、
心では民さんと離れたくない。民さんは自分の年の多いのを気にしているらしいが、
僕はそんなことは何とも思わない。僕は民さんの思うとおりになるつもりですから、民さんもそう思っていて下さい。
明日は早く立ちます。冬期の休みには帰ってきて民さんに逢うのを楽しみにして居ります。
十月十六日
政夫
民子様 >>874
それってNHKのTVドラマじゃなかった? 岐阜県東部の架空の町・東美濃市梟ふくろう町の小さな食堂に、鈴愛すずめという女の子が生まれた。
毎日野山を駆け回る元気な子だったが、小学生のとき、病気で片耳を失聴してしまう。
そんな彼女を励ましたのは、わが子を愛してやまない両親と、同じ日に同じ病院で生まれた幼なじみ政夫まさおとマグマ大使たいしだった…。
これがNHKのTVドラマ野菊の墓はかだったと思う 学校へ行くとは云え、罪があって早くやられると云う境遇であるから、人の笑声話声にも一々ひがみ心が起きる。
皆二人に対する嘲笑かの様に聞かれる。いっそ早く学校へ行ってしまいたくなった。
決心が定まれば元気も恢復してくる。この夜は頭も少しくさえて夕飯も心持よくたべた。
学校のこと何くれとなく母と話をする。やがて寝に就いてからも、
母「何だ馬鹿馬鹿しい、十五かそこらの小僧の癖に、女のことなどばかりくよくよ考えて……
そうだそうだ、明朝は早速学校へ行こう。民子は可哀相だけれど……もう考えまい、考えたって仕方がない、学校学校……」
独口ききつつ眠りに入った様な訣であった。 >>877
18点
一生懸命考えたんだろうがマグマスレから来た事がバレバレ
コピペ荒らしへの皮肉としても機能していない ある程度年取った人間(特におじさんやおじいさんにさしかかる年齢の男性)ってネットでのコミュニケーションができなくなるよね
国語力云々の問題じゃなくて壁打ちみたいに誰に何言ってるかわからない文突然書き込んだりする
ヽ(・ω・)/ズコー 民さん=有田紀子、安田道代、二木てるみ、黒沢あすか、松田聖子のうち適役は誰かな? キカイダーのデザインは人体模型をモチーフとしている
身体の青色は正義の心、赤色は悪の心を象徴しており、不完全な良心を表現している https://page.auctions.yahoo.co.jp/jp/auction/n1062846053
聖子のデザインは民子をモチーフとしている
身体の黄色は野菊の心、金色は夜叉の心を象徴しており、不完全な良心を表現している これは安倍が悪いよねえ
死んだ安倍が悪い
それもヌッ殺された安倍
それもよりによってズブズブだった統一教会からの刺客にヌッ殺された安倍
それも衆人環視の昼日中に手作りのお粗末な銃でヌッ殺された安倍
どう見ても安倍が悪いよ ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています