亜星さんが作詞作曲を手がけた主題歌も歌った高倉健さん(享年83)との“驚きの交流”を朝夫さんは目撃していた。

「25年くらい前の夏に、父から『千葉の別荘に連れていきたい人がいる』と言われて、車で迎えに行って現れたのが高倉健さんでした。健さんが海パンを忘れてしまって、父と3人で近所の『しまむら』まで買いに行ったら、お店にいた人たちは全員固まっていましたね(笑)。

夜に別荘のテラスで花火をしていたときに、大きな流れ星が流れたんです。そしたら健さんが花火を持ちながら『俺たちは戦争の爆弾で死ぬかと思ってたけど、生きてこれて。俺は俳優やって、亜星さんは作曲家で。2人とも成功して、こうしていられるの幸せじゃない?』って言っていて。まるで映画のワンシーンのようでした」