シャンソンは多くの日本人に好まれたが、大衆的人気を得た音楽ではなかった。
音楽自体は親しみやすい曲ばかりだったが、趣味の世界では密教的音楽の魅力
があった。
歌手も少ないし、フランス語を修得している人も多かった。
それも大衆性とは少し縁遠い存在になった。
銀座、シャンソン、おフランス、高踏的、みたいなイメージだった。