小津安二郎 『東京暮色』
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>>19
このわたが美味そうだね、酢牡蠣もいいけど雑炊に牡蠣入れるのも美味しそう 笠智衆宅は、雑司が谷の奥らしい。
どの辺だろう。探してみたい。坂を上がり切ったところ。 この映画では、山村聰はワンシーンの出演だった。また松竹の期待され主役をしている高橋貞二も、麻雀仲間とはもったいないかな。 高橋貞二は佐田啓二なんかと、松竹のホープだったような。早く亡くなったか。 山村聰も佐分利信も小津作品だと市井の良いおじさんに見えるな、鶴田浩二も好青年だったし 『麦秋』では菅井一郎と二本柳寛がいつ悪いことをし始めるかと、ハラハラしながら見た。 二本柳寛は、松竹では医師とか、「めし」では銀行員。好青年というか。原節子と結婚もするし。日活に行ってアウトローになった。これは良かったことかどうか。 お茶漬けの味の佐分利信と鶴田浩二は穏やかで爽やかな友人同士だけど、日本の首領だと組長と若頭だな笑 鶴田浩二は若い頃の爽やかな路線の方が絶対いいわ 暮色は、全体的に暗い基調なんだが、明るいのは叔母の杉村春子だ。原節子も妹との会話で一度くらい笑顔を見せた。有馬稲子は一度も笑わないね。 杉村春子は実業家みたいだ。笠智衆の妹であるのは、「晩春」と同じだね。 サセレシアが映画音楽。あと沖縄民謡も聞こえてくる暮色。斎藤高順ですね。 この映画は山田五十鈴が切なくていいけど、酷いお母さんってレビューも多いんだな そら、そうだろう。山田五十鈴は夫の笠智衆を捨てて、男と逃げたんだから。その男は死んで日本に帰り中村伸郎と暮らしているんだろう。
娘は怒るよな。母親は娘を忘れられないが。 有馬稲子はあまり上手くないけど、何とかやっている。岸恵子よりいいかも。 上野駅のシーン。
小津は早稲田ではなく、明治の校歌がいいと
言ったたらしいね。どう、違いがあるんだろう。 この映画は中村伸郎の印象が少し薄かったな、藤原釜足はインパクトあったけど 中村伸郎は雀荘の経営者で、地味だけど、でもそれなりに存在感はあったかな。
やはり、秋日和あたりが、1番好きだね。 この映画に、山村聰が笠智衆の同窓生で出ていた。ちょい役だが。 中村伸郎は大学教授とか会社役員の役が多いからこの映画の役は新鮮だった。
「にごりえ」に死にそうな父ちゃん役も同様。 中村伸郎は、鶏ガラみたいどけど、黒澤映画にも出ているし、結構用いられている。
文学座を辞めたよね。 中村伸郎は、杉村春子に反発して文学座を辞めたんだよね。
独裁者だったのか。杉村春子は 中村伸郎はラーメンやカレーの出前を取りに行かされて鬱憤が溜まってたな 中村伸郎と佐分利信ともう1人のトリオの原節子に対する話が、1番面白い。秋日和。
暮色では、普通の人間。 メガネかけているから、知的な役柄が似合う。
中村伸郎。 佐分利信と山村聰は、ちょっとタイプがにている。共に小津映画には、でている。 >>48
華麗なる一族の映画版が佐分利信でドラマ版が山村聰だね、二人ともどっしりとした貫禄があるね 「山の音」で、山村聰は上原謙の父親だが、実は山村聰の方が歳下だよね。 失敗作と当時はいわれていたが、今はヨーロッパで評価が高い。ヴェム・ベンダースは評価しており、昨年ベルリンで4kデジタルで放映された。俺も見たけど、日常から事件、また日常生活へ。悪くはない。 この映画はなんかずっと余韻が残るね。決して失敗作ではないと思う 戦後の小津の作品で一本選べといわれたら、『東京暮色』か『浮草』かで迷う。 失敗作なんてのは茶漬と牝雞くらい
後は全部佳作〜名作だ 確かに、東京暮色はいいよ。
なんか、忘れられない映画だな。余韻が確かに残る。山田五十鈴もいいが、その母親を怒った原節子もいい。「アキちゃん死にました。お母さんのせいです」. アキちゃんの人生も儚いな、笠智衆はもの凄く可愛がったみたいだけど 本人も、この頃中絶か。市川崑か。許せないな。案外、小津安二郎は知っていたりして。 映画監督は女優に手をつけるね。谷口千吉は結婚しているとき、八千草薫に出会い。略奪愛だった。今週、「週刊文春」にも書かれた。19歳の差。若山セツ子は哀れだったなあ。 若山セツ子は可愛さがあったね。八千草薫とは違う可愛いさ。「青い山脈」。
有馬稲子は、彼岸花より暮色の方がいいね。
彼岸花は静かなお嬢さん。 このころの田浦正巳うるはしいい〜〜
早春のときもほんとかわいい
石濱明の次くらゐに美少年よね 『彼岸花』では渡辺文雄が登場する中華料理屋のシーンで、音楽が『東京暮色』になるんだよね。 山田五十鈴って必殺仕事人の貫禄のあるイメージしかなかったけど若い頃は目がぱっちりで声も可愛らしいな でも美人て感じではないよな
当時のトップ女優は皆そんなもんかもしれないけど >>67
高峰秀子は、三代美人女優に、入江たか子、原節子、山田五十鈴を挙げていたな。 >>69
嵯峨三智子は、母親が嫌いだった。
あのくちびる 嵯峨三智子は、最後まで女優をやったのかな。
分かんないよ。 山田五十鈴ってこの映画でファンになったけど、小津作品は東京暮色にしか出てないんだね >>74
そうだね。山田五十鈴は原節子とも、戦後は「東京暮色」のみだった。そのうち舞台に移ってしまう。 山田五十鈴は、戦後は東宝からフリーになるね。デコと同じだな。原節子はフリーになるけど、1951年「めし」のときには東宝に戻った。これは義兄を東宝に入れさせるためでもあった。 原節子は、実兄がカメラマン、義兄が監督。姉光代は元女優、脚本家。映画関係者が多いね。義兄久虎は、戦後しばらく干されていたのを節子が救った。東宝にいれたからな。 熊谷久虎は、やはりピークは戦前かな。
戦後は戦前の国家主義運動が公職追放になり、暫く映画は撮れず。白魚だっけか、最初は。「美しき母」は佳作ではないかと思う。でも評論家は、いい評価はしてないか。 初見のとき、原節子のマスクが印象的だった
その頃マスクが廃れていたから
しかし今は誰も彼もマスクをしている
時代は一周するんだな 「東京暮色」での原節子のマスクか。
あれは、風邪の予防か。
風邪を引いていたりしてね。 生涯独身を通したのは、同居してた熊谷久虎のお手付きだったからってホント? それは、ありえないな。原節子は潔癖症だし。それに気性は激しい方であり、実の姉とも暮らしいる。もし、そういうことがあれば、直ぐに女優をやめている。 「東京暮色」での笠智衆の自宅は、雑司ヶ谷らしい。雑司ヶ谷のどの辺かは知らんが。 ちょっとこぼしちゃう藤原釜足の店の酒は美味そうだったな 藤原釜足は、ラーメン屋の亭主が似合いすぎ。彼は「青い山脈」(1949)でも、手紙を読んだ先生。恋しいを、「変しい、変しい」と読み、爆笑🤣でした。 藤原釜足は、黒澤映画にも出ていたな。
渋い脇役かな。 旅役者みたいな映画にもでていた。成瀬かな。戦前に。藤原釜足 藤原釜足と藤原鎌足。釜足がまねをしたか。
鎌足は藤原一族な始祖だな。かたりは >>90
釜足は、小津映画に出ていたかな。東京暮色くらいか。 この映画は冒頭の居酒屋から日本酒がうまそうに見えるな 笠智衆が飲み屋に入ると、田中春男がいて飲んでいる。やはり、田中春男は個性的だね。 小津調って理路整然と対話しているように見えて、ディスコミュニケーション、自己矛盾、無視が頻繁に出てくるけど、この映画は特に顕著で好きだな 予定調和な映画なんて、つまんないぜ。
脚本と演出が良ければ、いい映画になるな。 >>69
嵯峨美智子ってあの時代だけど整形したみたいな整った美人だな 嵯峨美智子は母親の山田五十鈴より、早死にしている。病気かな。 嵯峨美智子を好きな大先輩を、知ってる。だから、彼女の特集のパンフレットを送ってあげた。いいことをしたよ。 これ現代を舞台にリメイクできそうな気もするけど、山田五十鈴の代わりが見つからない 中村伸郎はインテリが似合って後の白い巨塔で東教授だもんな、麻雀屋のオヤジとまるで別人に見える 中村伸郎は、「東京物語」では美容院の旦那だった。仕事はあったか。妻の手伝い、髪結の亭主かな。
味があって面白い。「秋日和」が好きだな。 確かに、列車に轢かれた感じではなさそうだったな、軽く接触して吹き飛ばされたんだろうか 有馬稲子は、電車に飛び込んで死んだのか、
あるいは単なる事故か。
分からんよ。 最後の目撃者は、藤原釜足のラーメン屋かな。
有馬稲子は死ねとは、復讐すればいいのにね。 >>102
電車に轢かれてるのに大した傷もなければ普通に会話してるし
風邪で寝込んでるようにしか見えないね
完璧主義者の小津にしては疑問に残る演出だった 小津のこの映画の目的を考えると、有馬稲子の死をあっさり描いてしまったか。 >>1
海外のタイトルはTokyo Twilightなんだな、なんか哀愁があっていいな twilightって明け方に使われる場合が多いような気がするんだけど。 確かにトワイライトは明け方だな、暮れるならサンセットかな 暮色なんて、今はあまり使用しない言葉だけど、好きな言葉ですね。 最初に登場してきた時の宮口精二は変質者なんかと思って笑ってしまった ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています