金田一ブームの時代の映画。
市川崑、
石坂浩二、
角川文庫、
それに松竹が乗り、
作られたが、
皆がラストにはがっかりした。
だが、
時代が40年以上経過した今、
怪談映画だと思い直せば、素晴らしい映画。
この映画は推理映画ではない、
横溝せいしの原作を土台とした、
怪談映画、なのだ。
決して、
犬神家の一族、
獄門島、
悪魔の手毬唄のような、
論理的な推理映画ではない。
怪談映画として見れば、傑作なり。