つべに「東京の女性」が全編上がっている。いかにも丹羽文雄らしいなんてことないストーリーだが、随所に見処があり、戦前の風景と習俗を見れるだけでも価値大。

この時代の女性事務員の月給は75円。自動車セールスマンは1台売って400円の歩合(今なら100万くらい?)。
困窮した父親が大金に目がくらみ娘の節子を金持ちの妾にしようとするくだりにはさすがに時代を感じさせる。

立松晃というイケメン男優は初めて見たが、雰囲気が高田稔に似ている。江波和子は娘の江波杏子より華奢な体型で現代でもアイドルで通用すると思えるほどルックスがいい。