>>525
『Blue Eyed Samurai』が詐欺だったかは知らないが、千葉没後の週刊文春の記事を
見た限りの印象では実質のプロデューサーは千葉だったみたいだが?

それで現場で監督と揉め、共同プロデューサー(千葉と親しかった元東映社員)が
「アメリカ側から監督もスタッフも連れてきてしまっている。ここで制作中止となれば
アメリカ側の人間に契約不履行と訴訟になる可能性もあった。やむを得ず千葉には
降板してもらいました」と、、

千葉は実質プロデューサーなのに映画をクビに、、
検索すると菅田俊が出ていたらしいから、たぶん千葉の代役が菅田だったんだろう。

残った共同プロデューサーは「ボクも¥数千万出資しましたが返ってこなかった」
「¥8億の予算で組んで、(現場でカネを使い果たしてしまい?)撮影は終わったが
仕上げにあと¥2億、そのカネはなくそこで終わりでした(未完成)」と、、

撮影監督はディーン・カンディだし、個人的には詐欺だったとは思えない。
ガイ・リッチーの制作会社で監督の素性は不明だがタランティーノの推薦だったみたいだし、
アメリカ側は「タランティーノも信奉する日本のスター・千葉真一の制作出演作」
「低予算でも日本で撮るなら何とかなるだろう」と完成まではさせるつもりだったと思うよ。

ところが当の千葉は現場でワガママばかり言い出すし、¥8億のカネも現場でどんどん
消えていくし(日本なら「大作」規模でも向こうではただの低予算映画の予算でしかない)、
結果、完成しなかったんでしょう。

これはハリウッドの詐欺ではなく、全ては向こう見ずなワガママ男・千葉真一の暴走とその
破綻でしかないと思う。千葉がカネだけ集めて現場で溶かして終わり(そして全て踏み倒し?)
という顛末では?
牧瀬里穂が出ているのは、そらこんな怪しげな映画に付き合ってくれる「まとも」な女優はいないよね。
だから牧瀬の様な中途半端な「二流」しか出てくれなかった。

千葉は海外でもカルト人気はあったがいざ現場に呼んでみるとたぶん「如何にも悪い意味で日本人
俳優的なクサい芝居しかできない」「英語の発音もイマイチ」、、
だから結局は真の国際スターにはなれなかったよね、、。