>>642
『石井輝男映画魂』では確か「ヒデキは古い人でしたね。合わなかった」と石井監督は
そっけない言い方をしていた様な(うろ覚え) 
代わりに七瀬なつみのことは誉めてた。確か七瀬なつみはちょっと脱いでたと思う。
ヌードも拒否しない女優としての肝の据わり方を誉めていたのだろう。

バイキングで中条きよしが「西城さんとはボクも共演した事がある」と言っていたが、
これ『ザ・ヒットマン』のことなんだな。

『ザ・ヒットマン』は現場は中途半端な素人スタッフばかりでひどい有様だったらしいが、、
制作の91年はVシネのバブル期でとにかく手が足りない。だがマシな中堅ベテランは本編
(のそこそこカネ掛かってるやつ)とTV映画(TVドラマ)が押さえている。
当時は日本経済のバブル期で(実際に客が入ったか否かはともかく)本編も割と(日本映画基準)
「大作」が多く、TV映画(TVドラマ)の予算・制作本数も多かった。

その中で当時の本編・TV映画(TVドラマ)の仕事に入り込めない半端スタッフを掻き集めて
作っていたのがVシネ、、総じて現場は本当にひどかったらしい。
ただしバブル崩壊後の映像現場の慢性的な低予算化の中でその「ひどさ」はやがて映画TV業界
全般を覆って行くのだが、、今だって「邦高洋低」など上辺だけですからね、、

『ザ・ヒットマン』も現場のボロボロが災いしたか往年の石井の映画・TV作品にあった
キレは既に無く、「あの石井輝男の監督作!」という点に感動できる人以外には全く面
白くないだろう。

尤も『ザ・ヒットマン』では文句言ってた石井もその後は「現場は素人でもいい、プロは
むしろスレてる」と貧乏制作に開き直る様になっていくのだが、、(『ゲンセンカン主人』
『無頼平野』『ねじ式』『地獄』『盲獣VS一寸法師』)、、