all about 小津安二郎 2
前スレ
all about 小津安二郎 [無断転載禁止](c)2ch.net
https://rio2016.5ch.net/test/read.cgi/rmovie/1471333387/
ということで、よろしくお願いします。 2018.4.21〜5.4 小津安二郎「「をんな」たちのいる情景」生誕115年記念。神保町シアター
宗方姉妹、彼岸花、東京暮色、秋日和、その夜の妻、東京の女、一人息子、淑女は何を忘れたか、風の中のめん鶏、晩春。 戦後の小津作品
同時代の庶民はどう評価していたんでしょうか?
都市の知識人だと共感もできたでしょうが、地方の人たちには遠い物語だったと思います
都会への憧れとして見ていたんでしょうか? >>94 この頃生まれていないのでよくは分からないが、「晩春」は興行的にもヒットしたので、庶民は満足したと思う。松竹の若手の監督は似たようなホームドラマに批判的だった。スタイリッシュな映画が多く、それなりにファンはいたと思うよ。 小津映画は、戦後は主に中流家庭を描くことが多い。小津より庶民的な家族を描いているのが、成瀬巳喜男ですね。どちらも好きです。2人ともユーモアがあり、小津の「お早う」、成瀬の「驟雨」は喜劇だよね。 小津監督の作品はもちろん成瀬監督の作品も好きでよく観るけど、海外からの高評価の理由になっている技術的な素晴らしさがわからない
ただ「映画」として面白いから観る
こういう事を書くと必ず「おまえは小津を理解してない」などと批判するひとが現れる、と書くと現れない
まぁその程度の輩ということだが、制作側の技術思想まで汲み取ることに固執してるヒマがあるなら演技理論や評論家の文献でも読んだほうが勉強になるというものだ 最近の山田洋次は、小津安二郎への敬愛が深まったというか、小津映画に似せているね。「東京家族」はリメイクだが、「家族はつらいよ」も「小さい家」も。 これっぽっちも似てねーよww
映画のタイトルもまともに書けない奴だから推して知るべきか >>99.100
「家族はつらいよ」は、蒼井優の配役は間宮紀子だし。「小さい家」ではローアングル、妻の不倫する相手=吉岡は戦死するが、名前は「しょうじ」.これは「麦秋」の戦死した兄が「しょうじ」.東京物語の原節子の夫=しょうじ。ww >94
九州生まれ・昭和一桁生まれの母は、
当時見て(何かは覚えてない) なんておしゃれな生活だ〜と思ったそうです。
以前東京物語のDVDを見せた時、熱海の旅館の外で流しの人が「煌めく星座」を歌ってるシーンを見て「懐かしい歌」と言ってました。 もう亡くなったけど、大正生まれのうちの婆さんに聞いた話だと、毎年公開される小津映画はみんな楽しみに見に行っていたと。
何か小津作品だけは別格という意識が国民全体に確かにあった様子。娯楽が少なくテレビもない時代で、庶民は時代劇など単純な娯楽ものと、小津や溝口などの芸術作品を両方楽しんでいたのではないかと。 山田洋次は、若い頃は小津に対しては批判的だったに、どうしてこんなに変わってしまったのか。今頃、小津映画の良さを理解できて、それでオマージュのために似せているのかも? 似てないどころか、小津作品を本当に理解しているのかどうか疑問。
理解しているのなら、「東京家族」なんていう、なんちゃら映画など絶対に作らないと思う。 後期の黒澤作品が小津に似ていると言い続けている、かなりイタイ奴がいるのだが
>>105がそいつっぽいな 一般の観客よりはずっと理解してるだろう
できあがった映画は違ったものになってるんだろうけど 確か黒澤が家で小津の映画見ててショックを受けたみたいなこと言ってたから
それから見直して認識を改めたんじゃないか? 黒澤が晩年、自宅で小津の映画を見ていたことは有名な話
だからといって自身が作る映画が小津に似る、なんてことはない
影響を受けるイコール似る、ではないことは
小津からの影響を公言しているヴェンダースやジャームッシュの映画を見れば分かる (※記者からワイドスコープで撮らない理由を聞かれ)科学が発達すれば、映画も発達する。ところが、監督が進歩しないうちに科学面だけが発達している。
だいいち、スコープは興行師の考えたもの。私は私のペースで(「朝日新聞」1962年11月28日朝刊) 小津映画は歳とるとすごい面白い
東京物語なんて自分のうちの話みたいに思える
杉村春子が演ってたみたいなサバサバしたおばさんてほんとに親戚にいたりする
うまい役者も多いのにわざわざ刻んで撮って自分の呼吸で再構成すると独特の空間が出来上がる
真似できるようでできないだろう 小津映画は、衣装まで全て監督が選ぶ。「晩春」の原節子や月丘夢路の衣装は、センスがあると思う。 お茶漬けの味の旅館の浴衣がいいね。あんな洒落た浴衣出すとこって、今でもそうないぞ。 その浴衣は、やはり小津が選んでいるよね。何から何まで小津好みだもの。 >>100
70年代以降の日本で往年の松竹大船的なものを継いだのはせいぜい山田太一ぐらい
では?(まあ自分も太一の作品をそんなにちゃんと観ているわけでもないが)
ほか、松竹大船では田向正健などもTV脚本家になってるね。
意外な処では木下プロにいた飯島敏宏などもやっぱり木下恵介の薫陶は受けてるのかもしれない。
飯島の昔のドラマの演出(金妻とかあの辺)を観てると日常を描く繊細なタッチや随所の狙い捲った
画作り(露骨な暗転・スポットライトなど)が恰も古い日本映画みたいに見える(というか明らかに意識してる)
山田洋次が小津とか言い出したのは自分こそが松竹映画の正統な後継というプライド故で
しょうね。だから嘗て『キネマの天地』とか作ったんでしょ?
あれは戦前松竹映画について相当に取材してあるらしい、、自分はちゃんと観てないけどw
でも結局、小津も成瀬も後継者は日本にはいませんよ。
それは海外にいるんですよ(例:アレクサンダー・ペイン『ファミリー・ツリー』『ネブラスカ』)
是枝某とかね、あれはあの人が勝手に小津だ成瀬だって言ってるだけですからね。
往年の成瀬映画並の贅沢なシナリオも撮影も美術もないのに堂々と「成瀬がどうの」とか
言える恥知らず、、まあそれぐらい図々しいからこそカンヌで賞も獲れ映画もヒットするんでしょうねえ、、 >>114
嘗て蓮實重彦が「或るTVドラマの演出家が小津調をやろうとして真似てセットを作ったが
どうも上手く撮れない。小津のセットの空間そのものが歪んでいるからでした」とか言ってた。
確かこれ、鴨下信一の失敗談じゃなかったかな?
小津はセットは独特、撮影も演出も独特。全てが小津の脳内で作られた異空間。
成瀬は基本がリアリズムだが、小津の空間の作り方はファンタジー。
戦後にいわゆる「小津調」を確立して以降の小津映画はいっけん淡々としているが、実は
劇中の人間関係・ドラマそのものは動いている。その「動き」「シナリオの構造」に気づ
かないと面白くない。
だから逆に年輩の映画など大して知らない人が観て無意識に自分の長年の人生経験に照
らし合わせて「分かる」「面白い」「泣ける」といった現象が起こる。 小津が黒澤との違いを訊かれた時に、「黒澤君は
ビフテキだけど僕はカツ丼」と表現したこと。小津の助監督をやっていた
山田洋次は「贅沢趣味のクセに何がカツ丼だよと思った」 10年以上もひたすらデマを書き続ける認知症老人
吹雪ちゃんことVHSスカトロ北朝鮮ホモジジイ 80歳の腐った臭いが漂ってまいりましたwww 小津が欧米で評価高くなったのは蓮實の暗躍があったの? 北野映画みたいに >>120 カツ丼は違うだろ。
>>122 小津4K は大都市は行きそう
>>123 小津映画は70年代になり、イギリスやフランス辺りから評価が高まってきた。アメリカもか。蓮實の例の本が翻訳されて、小津の再評価はあったんじゃね。 小津の映画は60年代前半にはフランスなんかで熱狂的なファンがいて
有名な映画人がこぞって見に来てた
死んだ時もルモンドに訃報が載ったくらいで
日本の研究者が馬鹿にされてるとは言わないけど
蓮實の影響で小津が評価高くなったと言うのは端的に間違い
(もともと評価高かった) 北野映画だって国際化に貢献という意味で影響力が大きかったのは
トニー・レインズとかでしょ テーマとか教訓めいたものを読み取る批評を打ち破った表層批評の意味は評価するけどさ、アマゾンレビューとかでリメイクだの評論だのをハスミかぶれが偉そうにボロクソ書いたりしてるのは不快極まりない >>126
「東京物語」は、遅れて海外に輸出された。1958年イギリスで、サザーランド杯を受賞した。小津は海外に関心はなかったが、現代劇では最初の海外の受賞だった。原節子もルモンドに訃報はのった。国際的女優は小津・成瀬・黒澤のお陰もあるね。 小津も山田洋次もどっちも松竹っぽさがあるよ
どう見ても二人とも東宝や東映の感じじゃない
持ち味は違うけど 戦前作品の常連でしかも主役級だった、坂本武・飯田蝶子・吉川満子らが戦後作品には全く出ていないのが不思議。
なんかトラブルでもあったのかな? 飯田蝶子は、戦後はしばらくは松竹にいたね。長屋紳士録など。後は若大将シリーズか。坂本武の戦後では、「お嬢さん乾杯」の脇役など。 坂本はサイレントの頃は主演級だったのに降格し過ぎだよな 坂本武のひょうひょうとした味のある演技が凄くいい。この人、どの映画でも自然な演技してるよね。 東京物語、ラストよりも最初の方の「あんたがのう、お医者さんなる頃、おばあちゃんおるかのう」のセリフで泣いてしまった
おっさんになって涙もろくなったか 「晩春」の不潔なおじ様wは、悪人顔の三島雅夫よりか坂本武の方がはまり役だったと思うがなぁ。
あと、例の中年三人組のカミさんも、沢村貞子よりか吉川満子の方がいいように思う。 浮草おもしろい
京マチ子と若尾文子が艶めかしい
ちょっと溝口の芸道ものっぽい
カラーが美しい 小津映画ってのは今じゃ本当に無理だねえ
間違いなくセクハラだ結婚の押しつけだって問題になる お見合い話で、育ちがいいとか国立大学出て一流企業に就職して、とかの話題も今はアウトだよな。 4k小津映画観に行った。香川京子のトークしょーがあるので、前売券を入手していった。満杯で入りきれない人が相当いたらしい。身近に香川京子をみたのは初めてだ。この女優が、大ファンだったのが原節子だったのか。いいな Blu-ray東京暮色他受け取ったけど台本つかないみたい
ふつうのケースに入ってるだけだ 映画の出来がよくて、その上興行成績が良ければ、それに越したことはないが、若い頃には、
興行性と芸術性とは相反するものだと、私は考えていた。儲からなくてもいいから自分の
やりたいものをやるんだという意気込みで大いに仕事をしたものだ。だから、批評家には
評判がよかったが、会社は有り難くなかっただろう。しかし、小津の映画はあまり金を
かけてないから、客が入らなくても仕様がない、と考えて好きなようにやらせてくれた。
もし、会社で皮算用している作品がはずれたならばそのままでは済まなかったろうと思う。
やはり若い時は、意あっても力が足りない。通俗性だ、芸術性だと難しいことを振り
まわしても、後になって振返ってみると、思っているだけの表現ができていない。気分
だけは大変な芸術と取組んでいるつもりでも、ろくに腕も立たず、障子一枚、桟一つ削れ
ない奴が、仏像を作ろうとしてもうまくゆくはずがない、職人の風上にも置けない奴だと
いうことになる。あまり芸術などと云わないで、のんびりと儲かる映画を作ればいいのでは
ないかと思う。儲かるというと語弊があるが、自分の作ったものを多くの人に楽しんでもらう
仕事をし、会社のほうではそれで儲かるということで両者が一致すべきではあるまいか。
監督も若いうちは色々な意欲を持つが、力量がなかなか伴わない。意欲と力量とのバランス
がとれてこそはじめていいといえるので、頭がよくて腕がなくても困るし、腕があるが頭が
なくても困りものである。
子供と一緒に見られる映画
先日、町へ出て常設館に入って、ある会社の予告篇を見た。オッパイは隠しているけれども
殆ど臍すれすれまでにズロースをさげた女が出てきて男と踊る。踊りながら暗い所へ引っ張り
込んで行き、ベッドの上に腰をおろす。次のシーンは、カーテンの後で接吻する、接吻しながら
踊る・・・・・・。最近はこういうものが無闇と多い。
同業者の悪口を云うわけではないが、私が親だったら、倅に映画なんぞ見るなというだろう。
映画で銭を儲けるのはいいけれども、儲け方があるのではないか。もう少し道徳的になって
貰いたい。泥棒するのも金儲けの一方法ではあろうが、はじめはこそ泥だったのが、泥棒になり
居直り強盗になり、遂には包丁を突きつけて強姦するというのでは世も終わりだ。各社ともよく
考えて、せめて子供と一緒に見て赤い顔をしないで済む映画を作るようにしたいものだ。 秋刀魚の味を見たら、岩下志麻が泣いてないのに
台所に行ってから弟が「どうしたんだい、姉さん泣いてたけど」といわせる
うまい時間差攻撃だと思った
若い岩下志麻の演技力を考えても、カメラの前で泣かせるより
観客の想像力の中で泣かせた方が効果的だ
それに対して、浮草で川口浩や若尾文子に泣かせたのは少々まずかったのでは
最高の映画だが、そこだけが少し心残りな気がする 戦後の小津映画では、確かに「浮草」だけが異質。
唯一の大映作品で、カメラがさすがの小津も意見がいいにくい宮川一夫というせいもあるせいか、いつもの「小津調」とはかなり異なる画作り。
画面の構図だけでなく、豪雨の中での中村鴈治郎と京マチ子との口喧嘩や、川口浩と若尾文子のラブシーンなど、俳優がこれほど激しい文字通りの「演劇」をする作品は他にはない。
戦前の無声作品のリメイクだけに、他社のスタッフ・キャストを使う機会にいつもとは違うスタイルでやってみた結果なのかもしれない。
それでも、あれだけの作品に仕上がるのだから、やはり只者ではないと思う。
できれば、もう一作くらいこういうタイプの作品を見たかったが… 早春をみた
岸恵子が可愛い
このあたりがモノクロのいちばん撮影の綺麗な時期かな 蓮實重彦bot‏ @shigehikohasumi ·
多くの時代劇を残した溝口健二と異なり、たえず現代劇を撮り続けた小津安二郎が、溝口以上に「神秘的」な映画作家とみなされていたのは何とも奇妙なことだ。 溝口は駄作も結構あるからなぁ。
小津ほど外れがほぼゼロという監督も珍しい。 >>147
「浮草」は、それ程異質でなないよ。すでに、戦前に映画化しているし、それのリメイクさ。異質なのは「東京暮色」だね。「東京物語」で家族物はピークに達した。それで変化を求めた。世間からは評価はイマイチだったが、今は世界的に評価は高い。 >>151
「浮草」はリメークだけに、あえていつもと異なる描写にしたのでは?
「東京暮色」は異質にみえるが、これは戦前の「東京の女」「非常線の女」と同傾向の作品だね。
評価が低すぎたせいか、以降は明るいコメディタッチの作品ばかりになったことが残念。 >>150
風の中の牝鶏
東京暮色
小早川家の秋
外れというかイマイチだなと思う作品もあるにはある >>153
評価は人によって異なる。
確かに牝鶏はイマイチかも知れんが、
暮色は傑作だし、小早川も秀作だぞ。
牝鶏にしても、それなりにみどころはあって、決して駄作ではない。 東京暮色は駄作だろ
話は面白くないし陰気臭いし無駄に長い
その上有馬稲子の演技が下手糞過ぎて見てられなかった
俺の中では小津のワースト作品 最近出たモノクロ三本を見て浮草と松竹のカラー四本見ているけど
この時期の撮影技術の極めてる感じはすごいものがあるね
「小早川家の秋」も原節子最後の小津映画としてBlu-ray出ないかねえ 「彼岸花」「秋日和」「秋刀魚の味」「浮草」と初めて小津作品を立て続けに見てみたけど、
まだそれぞれ改めて見直していないせいか、「浮草」以外の三作品の内容が似ているように感じられて、
どの作品にどの俳優・女優が出演してたっけと、なかなか区別がつかずにいるわ。
それに加えて「彼岸花」「秋日和」「秋刀魚の味」は、当時としても上流階級の人々を描いているせいか、
家族間の会話でもあんな丁寧で上品な話し方をしていたのかなとか、現代の自分の感覚では理解しがたいところがある一方、
「浮草」はもっと市井の人々・庶民の生活が描かれてるので、物語にすんなり入っていけて、エンタメ的にも一番楽しめたというのが第一印象。
これって、何回か見直していくうちにそういう感想は変わっていくもの? 東京暮色は原節子のマスク姿が強烈に
印象に残ってるわ >>159
「浮草」は、戦前の小津安二郎の「浮草物語」のリメイクだから、庶民レベルだね。「晩春」から始まるホームドラマの結婚話しは、確かに似てはいるが、少しずつ違う。やはり、一番の傑作「晩春」をみて欲しい。若い女性が、一番泣く映画らしいよ。 『彼岸花』以降のカラー作品を順不同ながらも全作観終わった。
正直、観終わった直後は特に面白くもつまらなくも感じることがないのに、
何故だがまた次の作品を観たいと思わせられるこの感覚がすごく不思議。
とはいうものの、昔言葉や当時の風習が自分の年齢的に物語の筋を理解しづらくしていて、
(特に『浮草』における旅芝居のシステム・文化と専門用語、
『小早川家の秋』の関西弁、しかも昔言葉と造り酒屋の細々としたこと。)
白黒作品まで観てみようというモチベーションはイマイチ湧いてこない。
カラーで鮮明に映る昔の女優の綺麗さを観ることがモチベーションの一つになっていたので…
個人的には、若尾文子と司葉子が特にお気に入り。 >白黒作品まで観てみようというモチベーションはイマイチ湧いてこない。
これはわかるわ自分もそうだったから
でも白黒作品ばかり見てると今度はカラーは見せ過ぎで想像力が働かないから
逆に物足りなくなってくる
これもまた困ったもんだ 白黒どころか、戦前のサイレント作品が異常に面白い。
「非常線の女」なんて最高だぞ。同時代の他の作品群と比較しても、小津映画は遥かにレベルが高い。 「非常線の女」より傑作に、「生まれてはみたけれど」のサイレント映画がある。これは
世界的にも有名だよ。小津安二郎をみるなら、サイレントからだろう。「東京物語」「晩春」「麦秋」と、最近では「東京暮色」が世界的に人気あり。 「生まれてはみたけれど」は、戦後の「お早う」と同系統の作品。子供たちの感情表現が絶妙。他のサイレント作品にもコメディタッチの良作が何本かある。
「非常線の女」と「東京の女」は、「東京暮色」に雰囲気が似てる。特に「非常線の女」は、「民衆の敵」や「暗黒街の顔役」などアメリカの暗黒街映画を思わせる傑作。
「東京物語」は「明日は来らず」、「東京暮色」は「エデンの東」を下敷きにしているそうだから、小津監督はアメリカの小説や映画を自己流に咀嚼して日本調に昇華させた名匠。 「お早う」見てます 泉京子さんって美しい女性ですね 監督にも好き嫌いあるからなぁ。小津は慎重だよね。何年も前から目を付けていて、それで選ぶ。当て書きだな。原節子は、1936年当たりから知られて、最初に撮るのは1949年の晩春だし。 非常線の女は小津ファンにとっては楽しい映画だね。傑作というのとは少し違うと思うけど。
戦後は得意分野だけに絞っちゃったのが残念だ 「東京暮色」が低評価だったからなぁ。同年のベストテン作品見ても、決して見劣りしない。それがたしか19位だっけ?
小津は、しばらく「19位の監督です」と自虐ギャグ飛ばしてたそうだが、気持ちはよく分かる。
聞いた相手はリアクションに困ったらうな。笑うわけにもいけないしw 米が一位だな
ベスト10内には今では語られることもない作品も混じってるが
その年の女優賞の山田がフランキーとの対談で暮色には触れてないのが泣ける
まあ圏外だから圏内の作品しか語らんだろうが この時代は、今井正と木下恵介の評価がすごく高いよね。両者ともベストテンの1、2位を独占したことがある。
今や世界一の名作とさえいわれる「東京物語」や「七人の侍」でさえ、今井・木下の後塵を拝している。
それが今は…
今井正は完全に忘れ去られ、木下恵介を知る若者もほとんどいないという現実… 今井正を改めて見返したいとは思わんが、完全に忘れ去られてはいないし
木の下を知らないような奴は小津、黒澤も知らんだろ
てめえのいい加減な憶測でものをを言うなよwww いやいや、臆測じゃあないよ。
違うというのなら、周りの人たちに片端から聞いてみては?
今井正はほぼ全員知らないし、木下恵介を知っているのは50代以上。
少し前に、TV「アタック 25」で勝ち進んだ青年が、最後のパネルクイズで木下恵介を正解できなかったのはショックだった。
両者とも、よほどの映画好きでなければ知られていない。これは成瀬巳喜男も同様。溝口健二が少し有名なくらい。戦後は誰もが知っていた澁谷實なんか影も形もないし。 アッタマ悪いね、あんたww
同世代は同じことに興味が持ち同じことに無知だとでも思ってんのか
中高生でも熱心な映画ファンなら木下、山中、成瀬、清水を知っていたりする。
昔のように名画座やフィルムセンターに通わなくても
BS、CSで見られるし、もちろんソフトでも見られる
50歳台60歳台でも映画にさほどの興味を持たずに生きてくれば
小津の名も知らない
当然だろ 最初から、特に映画に関心がない一般人のことを言ってるのに、勘違いしておられるようで。
邦画ファンがこれら名匠監督を知ってるのは当たり前ですよ。
旧作邦画に興味がない人でも、せめて小津・黒澤以外の名監督の名前くらいは常識になるのが本当だと思うね。
このへんは、日本が映画を自国の文化遺産ととらえていないことの証左ですね。 >>180
みっともない後出しジャンケンだなwwww
相変わらず言ってることは粗雑でお粗末そのもの
「一般人」の中に熱心な映画好きもいれば
「特に映画に関心がない」奴がいるという当然のことが分からないのはやはり頭が悪い
>>旧作邦画に興味がない人でも、せめて小津・黒澤以外の名監督の名前くらいは常識になるのが本当だと思うね。
これも頭が悪すぎる
「常識」というものを理解していれば、旧作邦画に興味がない人が
小津・黒澤以外の名監督の名前を知ることが常識になるわけがないことくらいはわかる
音楽に興味がない人でもマタイ受難曲全曲を通しで聞くことが常識になるのが本当だと思うね。
絵画に興味がない人でもピエロ・デ・ラ・フランチェスカの名前と作品をしることが常識になるのが本当だと思うね。
あんたの言ってることはこのくらい愚かwwwwwwww 「彼岸花」で初めて浪花千栄子が役をやってるの見た
オロナインのホーロー広告でしか知らなかったから
本名が南口キクノだからオロナインの広告しましょうってのも安易すぎるだろw
味がありすぎる女優だし ギリ。ギリギッチャンボ
銀の簪13本破れたいかきに血三杯
家三つ倉三つ
そういいまんのや 彼岸花なんかやたらと面白いなあ
テーマは古くて地味でありきたりなのにこんな面白いとはなあ 小津安二郎のミューズ原節子の映画が、9月4日より、スウェーデンのストックホルムで9作品上映される。「紀子三部作」、「白痴」「めし」「驟雨」など。 >>184
関西弁をはなせる脇役の浪花千栄子は、貴重だよね。「小早川家の秋」にも出ている。牢名主の「女囚と共に」とか。今、関西の脇役はいないんじゃないかい。 群像2018年10月号(9月7日発売)
定価(税込):980円
蓮實重彦「大震災で映画と出会った男 ―プロデューサー城戸四郎―」
特別対談
筒井康隆×蓮實重彦「同時代の大江健三郎」特別対談
一九二八年のモスクワの街に、日本人が大挙して現れる。歌舞伎の初海外公演がソ連邦の首都で行われる。そのなかに松竹の名プロデューサーがいた。蓮實重彦の評論「大震災で映画と出会った男 ―プロデューサー城戸四郎―」