all about 小津安二郎 2
前スレ
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ということで、よろしくお願いします。 「……小津安二郎は視覚に訴える詩人だ。ニュアンスや風刺、機知、皮肉、下品なユーモア、そして隠れた意味を使いこなす。彼こそ映画界のシェイクスピアだと思っている」(ケーテ・ガイスト)。 『秋日和』の原節子のマニキュア、すごいね
つつましやかな未亡人なのに、とがったパール(ほぼ白銀)の、絶対家事しなさそうな爪
司葉子は原節子よりは透明だけど、やっぱりパールの白系
いずれ原節子みたいな、どぎつい白銀になりそう
一方岡田茉莉子のマニキュアは、コーラルピンク
いかにもおしゃれな「BG」で、母娘に比べれば普通の人だった >>304
原節子のマニキュアはおれもつい最近秋日和見てびっくりしたわ
なんか小津の美学とは合わないような気がするんだが >>305
マニュキアは小津も知っていた。許したみたい。原節子のちょっとしたオシャレか。未亡人になって、楽しみが少なくなったか。 NHKで小津安二郎を地上波でやるのは、珍しいよね。以前、BSで小津を放映していた。佐野ーが、進行を進めていた「小津安二郎の秘められた恋」のような番組。国際的な賞を受賞した。今村昌平が出ていた。原節子も。 地上波で放送するのはいいことだわ
BSでやったところでマニアックな人間しか見ないし
実際小津なんて日本よりフランスのほうが知名度高いんじゃないか 小津安二郎は、流石に2012年に「東京物語」が世界一の映画になったこともあり(黒澤・溝口にはない)、日本でも知識人を中心にいい傾向。今や外国人監督は、来日するたびに小津の墓参りは欠かせない。黒澤以上だな。 生前は見向きもしなかったのにな
未だに不当に評価の低い日本人監督が沢山いるし、外国人の批評はあてにならない 小津の映画なんか同じようなのばかりじゃないかと思ってたけど、小早川家の秋良かった。
鴈治郎みたいなおっさん今でも居そうだし新珠三千代が良すぎて原節子や司葉子喰っていた。
最後の葬式のホラー調は、この時代にこんな革新的な事やってたんだと感心した。
以上素人の感想です。 >>312
小津映画では、「東京暮色」が一番ドラマチックだろうな。「小早川ー」はそれほどではない。 歴史ヒストリー見たがNHKらしい丁寧な描写ではあったが
さすがに小津の一生紹介するのに40分は短すぎた
雲呼荘と野田家にずいぶん時間割いたなぁと思ったら製作がNHK長野だったんだな
あとせっかく志麻さん呼んで衣装もメイクもばっちり決めて出てきたのに
志麻さんの尺が少なすぎw みてないけど、NHK長野が制作したのか。長野に重点が置かれてしまうな。岩下志麻は気の毒だ。原節子については? 野田高梧は、減らせ。 小津映画の有名作品の多くがYOUTUBEで丸ごと見れるけど版権はどうなってるの?
びっくりして初めてこのスレに来て訊いてみたんだけど・・。 http://www.kamakurabungaku.com/
小津安二郎 特別展
数日前FM横浜で開催してるの聞いて慌てて行ってきた
小津の手帳日記、パイプや文房具、スーツなどの日用品から
台本、ローポジ用のカニ、赤いヤカン等々すべて貴重な現物見れるから
小津ファンなら絶対見に行ったほうがいい >>318
映画も、公開後何十年かたつと版権がきれるかも。小津映画は中国語の字幕やスペイン語の吹き替えがあるね。 大人の絵本 生まれてはみたものの見て驚いた
サイレントだからって、完全無音なんだなw
無音にしなくても、上映時につけるような楽団とかアコーディオンとかでもいいから
音楽つけたほうがいいだろ
何もないとあまりにも寂しい あと松竹に限らないけど、ビデオの最初につけるロゴっていうの?クオリティがいくらなんでもひどすぎ
ああいうのって、命かけるぐらいの勢いで作るもんでしょ
それが安っぽい何の工夫もないのが最初に出てくると「あーひどいな」って映画を見る気持ちがくじかれる アマプラに古いの多数あるけど
音声悪いから字幕が欲しいところ 青木放屁に突貫小僧に爆弾小僧って
子供にずいぶん酷い名前付けるじゃないか小津 黒澤映画と比べたら面白くないでしょう
なぜみんなはっきりと言わないんだ? >>322
サイレント映画は、後に音楽が付いてサウンド版になる。そしてトーキー。技術の問題 東京物語というのは知っていたが、どうせ二十四の瞳みたいな映画だろうと思っていたし、小津映画が祝祭日にNHKで放映されたりはしなかった(木下の他に渋谷実とか成瀬とか増村のは観た)ので長年放置していた。
映画に本格的に興味を抱き始めた高校時代、深夜に放映されていた秋刀魚の味を観て、ガキのころに特撮番組にハマった時のような衝撃を受けた。
「小津はヘン」「異様」というのは批評界隈や演劇界などではとっくの昔に常識になっていたのだろうが、そんな事は知らずに観てそう思ったのだ。
人生経験に乏しいと面白さがわからないという事はない。 小津映画をみるなら、最初は「秋刀魚の味」は適切かな。「秋日和」でもよい。中年グループの喜劇、というかユーモアがいい。その後、戦前の社会派映画か。 今の世代なら小津映画は映画館じゃなかなか見れないだろ
自分は昭和世代だから並木座や文芸坐などで見まくったが
今のように配信やDVDでなんでも見れるわけではないが過去の名作を映画館で見るという意味では贅沢な時代だった 今はデジタルシネマプロジェクターだろ
フィルムの質感を味わえないんじゃ行く意味ないや 今、原節子特集が国立映画アーカイブでやっているから、小津映画も数本やるよ。安いから来て欲しい。芦田愛菜が「令和の原節子」.「令和の吉永小百合」になれる品格があると言う。へー。 小津や黒澤は東京に住んでいれば劇場で見る機会はある。 >>337
シニアは310円。「風ふたたび」と「三本指の男」は、初めてみる。いいね。 アニメに例えるなら
黒澤はガンダムやエヴァンゲリオン
小津はサザエさんやちびまる子ちゃん 違うな
なぜなら
ガンダムとエヴァンゲリオンは違うし
サザエさんとちびまる子ちゃんも違う 浮草を初めて見たときの、しびれるような快感は忘れられない
たまたまBSか何かで放送されてたのを途中から見たのに、とりつかれたように見入った 晩年の小津安二郎監督が
岩下志麻さんに惚れ込んだ理由が分かる
久しぶりに秋刀魚の味を見たが
岩下志麻さんは若い頃の
アニー・レノックスみたいに
均整取れたクールさと
可憐さを併せ持つ美貌。
ロシア構成主義やバウハウスを
確信犯的に導入した
小津安二郎監督の構成美に
岩下志麻さんの美貌は
ピタリとハマっている。 加東大介が
トリスバーで
軍艦マーチに合わせて
敬礼するシーンは
動きが面白くて
爆笑するわな。
(^=^)> 生前の小津安二郎監督は
黒澤明は女優の使い方が下手で
女性を上手く描けないクリエイターだと
批判していたらしいがマジかね。 大部屋俳優だった
笠智衆を大抜擢した
小津安二郎監督はさすがだわな。 秋刀魚の味は司葉子でやってほしかったな
岩下志麻じゃ風格が足りない >>349
司葉子さんが主演の時に
会社の受付嬢お茶汲み役で
カメラテストして惚れ込み
秋刀魚の味の主演に抜擢。
このパターンは
石原裕次郎さんの太陽に吠えろの
新人刑事登場シーンに引き継がれたの
だろう。 黒澤明は原節子を白痴の時に
起用したが、当時のメディアが
原節子を大根呼ばわりして
使えない女優の烙印を押したが
小津安二郎監督は原節子の
持ち味や資質を見抜き的確な
使い方して魅力を引き出した。
成瀬巳喜男と小津安二郎監督は
女優の使い方が上手いでっせ。
木下恵介オネエ監督もなかなか。 岩下志麻さんはどのアングルから
見ても均整取れたクールビューティー。
特に横顔が美しい。 >>352
今の評論家は、殆ど原節子を評価している。当時の評論家は古手は信頼できない。 小津映画の原節子って、寅さんの渥美清のようなものだ。
変なイメージができてしまった。 >>355
ワンパターンだよな。その点では寅さんと似ている。黒澤と組んだらもっと
幅のあるスケールの大きな女優になっていたかもしれない。 そもそも羅生門は原節子の予定だったわけで、わが青春と白痴と合わせて三部作扱いになってたはずなんだよな >>358
京マチ子が眉毛を剃り落とし
黒澤明監督に直談判して
京マチ子の覚悟と心意気に絆された
黒澤明監督が羅生門に抜擢したのは
有名だが、原節子が候補だったとは
知らなかった。 DVDも持ってるしガチ定番作品だからそうそう廃盤になることもないと思って購入をあと回しににしていた晩春と麥秋の4K修復版Blu-rayが、Amazonでは在庫切れになってやがる
東京物語やカラー作品のように初期リリース作品はまだ在庫があるのになあ >>311
生前は黒澤とか溝口は海外の映画祭にコンペ出しまくったから知名度得たのと対局に小津の世界観は外人には分からんだろってことで松竹の幹部がほとんどコンペ出品しなかったので海外の人間が知る機会なかったのが海外のでの評価が遅れた理由の1つ。
日本国内での小津の評価は文字通り戦後は大ヒット連発する巨匠、松竹の看板監督として批評家の評価も観客の評価も高かったよ
ただ死後はだんだん忘れ去られたのを蓮實などが小津再評価して海外でも徐々に認知度が上がって行った >>358
黒澤明は原節子とは、戦時中も撮る予定でいたよ。「荒姫様」といい、戦国時代のジャンヌダルクだったが、ダメになる。それで戦後「わが青春に悔なし」が最初となる。「白痴」の原節子は、今の映画部の学生の評価は高いね。佐藤忠男なんかも評価しているが。 小津のカラー作品って何故か小早川家の秋だけブルーレイ化されてないんだよな
名作なので是非ブルーレイ化して販売してほしい >>361
ヒットしてたとか当時の日本人文化度高いじゃんw >>363
権利を持ってるのが東宝だからな
この会社ほどブルーレイに消極的なところは無い 小津だと一人息子、戸田家の兄弟、風の中の雌鳥が好きだな
正直この3作品はもっと注文されてよい作品だと思ってる >>366
「戸田家の兄弟」はいいね。戦前はあれで解決した。
戦後の「東京物語」に解決はない。 清水宏にとっての子供なんて一種の小動物、むしろ多少は自ら動くことができる小道具
一方で小津はなんだかんだ言って子供が嫌いだったんじゃないか?
少なくとも赤いケトルと子供が川に流されていたら、ケトルの方を助けたであろうことは想像がつくw 小津:われわれが撮影所に入った時は、二十五までに監督にならないやつは、よほど馬鹿だった
岩崎昶(映画評論家)あんたはいくつでなった
小津:わりあいに遅かった。二十四だったから 東京物語見るとピーマンの煮物をアテにしてお銚子で一杯やりたくなる
今日もまたピーマンの煮物で一杯やってしまった
小津の演技指導の賜物か紀子の家で下戸の笠さんが実に旨そうに酒を飲むんだわ
同じく下戸の東野英治郎の酔っ払いも素晴らしい
泥酔しながらも元警察署長の東野さんが送ってもらった警官にご苦労と敬礼する小ネタも地味に好きw (´. _ `)ゝこうじゃない!
(´. _.ゝ) こう! >>364
当時の多くの人は小津映画の凄さとか言うより原節子とか佐田啓二とか出演しているスタアを見たかったんだと思う
あとやっぱり当時は映画は娯楽の王様だからね
今より娯楽の数が少ないし当時は映画と言えば一大娯楽だった 戦後直後から1950年代は、映画黄金期だった。娯楽が映画くらいしかないから、映画みるねさよな。脇役の女性も多かったし。スターもいた。60年代はTVの導入が増えるから、映画観客が減少する。吉永小百合は、映画斜陽期に出てきた女優か。 小津映画のDVD借りてよく見るんだけど、DVDをスタートするたびに松竹とか小津安二郎生誕百年の
CGや音楽が流れて、その異様なまでの安っぽさにげんなりするね
金がないんだ!って言うんだろうけど、松竹のほとんどのDVDにつける頭のCGとかそういうものを
安っぽく仕上げるってのはあまりにも貧乏くさすぎ
小津安二郎生誕百年のやつも、作ったの2003年でしょ
それが、映像の安さもすごいけど、音楽も素人レベルの打ち込み音楽
せめて、名のあるミュージシャンに頼んでいいもの作ろうって気にならないのかね 最近嫌な事が多くて小津の映画見ると現実逃避出来たり癒されたりで良い
綺麗な絵しか出てこないもんね
やりとりも喧嘩してても笑顔で挨拶するように喧嘩してるし本当に綺麗な世界だ コンテンツでいくつか買ってたけど(すぐ見れるのが良い)
東京物語はBDがいいかなぁと思ってBD買った 小津安二郎監督作品のプロデューサーを務めた山内静夫さんが96歳で亡くなった。父親は白樺派の作家里見ク。
映画の仕事を離れてからも小津芸術の語り部として活動を続けた。
毎年、小津の命日の12月12日に鎌倉・円覚寺近くの料亭で松竹関係者、小津の親族やファンが集まる「小津会」が開かれる。
そこでも中心は山内さん。昨年は中止となったが一昨年の会では、元気そうに小津の思い出を語っていた 先日、企業の面接に行ったら佐分利信そっくりの総務部長が出てきて話をしたんだが、なんだか自分も小津映画の中の人物になったみたいな不思議な感じだったなあ
事務所もとてつもなく昭和の雰囲気があった 戸田家の兄弟、Blu-ray化して欲しい!!!
音声が酷くてもったいない、、、
女優さんがみんな品が良くて美しい
特に坪内美子さん大好き 今年も年始から幾つもの作品を
映画館のスクリーンで観ることができてサイコーです。 ブルーレイ2000円代なら買うんだがな
4000円代はあまりにも高すぎる >>389
名画座全盛の昔ならどこかしらの映画館で小津作品観れたが
今は劇場では滅多に見れない
もちろん昔はなかったDVDや配信でほとんどの作品観れるようになったのはいいんだけど
映画館で観たい派の自分には昔のほうがよかったわ 淑女は何を忘れたか
終わり方にワロタそしてこの夫婦は何歳の設定なんだ >>391
祝日の午後にNHKで「お早よう」観た氷河期世代が横切りますよ。。。 お早ようのオナラは何が面白くてしつこく繰り返すのか
コメディだそうだが全く笑うところがない 小津は晩春が一番いいな
あれは実は父と娘の禁断の愛を描いた物語だ
小津も原節子もアブノーマルな性癖を持っていたため生涯独身だったのだ >>396
晩春は確かにそんな危ない雰囲気を感じさせるよね 京都旅行は別れの旅行だったのだ
映画では映せなかったが、実は別れの晩に二人は激しく燃えたのだった
結婚する前に原節子がすごく怖い顔をしてたのも、理不尽な父との別れに憤っていたのだ 本当に小綺麗なんだよね
構図一つ
本当に小津監督自身がこだわってたみたいだけど
小綺麗すぎだよね
日本の本来の姿だーみたいなこというけどさ
本当は見てる人も
現実逃避してたんじゃないかな
山の手というか
上流の話みたいだし
戦後の混乱とかドロドロさみたいのは皆無だし 構図が見事とかいうけど、どれ見てもおんなじ
ストーリーもおんなじ
水戸黄門みたいに決まりきったもの見て安心するための映画だな